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【学生パパ】やぎくんの病児保育実習1~3日目!

2017.03.09

JaSCA事務局インターンのやぎです。

2017年2月7日から2月9日までの3日間、小坂こども元気クリニックの病児保育室にて実習を行いました。

私は1歳2ヶ月の娘がいますが、病児保育はド素人ですし、子どもの病気についても不安になるくらいに何も知りませんでした。

自分の子どもの病気の際にあわてず対処できるようになりたい、と思いながら半年間JaSCAでインターンをし、認定病児保育スペシャリストの勉強もしてきました。

学んだことは実習で活かすことができたのでしょうか!?身をもって学んだ病児保育とはどんなものだったのか。実習を通して何を感じてどう成長したのか。ご覧ください!

(クリックで拡大↓)三日間の内容

実習大枠

実習開始! 端っこで タオルをたたむ 実習生・・・

実習初日の朝8:30、私は壁一面に干されている洗濯物を取り外してはたたんでいます。朝はバタバタするからととりあえずもらった仕事でした。スタッフの皆さんは役割分担して、横で次から次へと子どもをつれてきたお母さんから引き継ぎをテキパキと済ませています。

スタッフ一人が症状の確認をしています「症状は鼻水、咳だけですね。」
他のスタッフは荷物の確認をしています「お母様、こちらお名前がないのでご記入いただきたいのと、本日タオルはお持ちですか。」

さらに他のスタッフは水筒の重さを測りに行き、引き継ぎをしているスタッフに伝えます。これはその日に子どもがどのくらい水分をとったか記録するためです。それぞれがテキパキと動きあっという間に引き継ぎがおわると母はすぐにいってきますと去ってしまいます。

私は横目で様子を見ながら、タオルをたたみながら、同じように「いってらっしゃい」と声をかけます。「三日目に実習生にこれやってもらうことになってるので見ておいてください」と言われ、「はい(認定試験を作る際に受験生役で引き継ぎやっておいてよかった・・・)」と答えるも、こんなに早く聞けるのか、お母様イライラさせないでできるか、と不安でした。

いつも自分が保育園に預けるときにも保育園はバタバタ大変そうでしたが、中からみるとより大変そうでした。聞く項目も病児保育なので多く、荷物と名前の確認も毎回行うので、普通の保育園よりも手間がかかります。こうして、私の病児保育実習が幕を開けました。

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病児保育は一時保育 ~一日しか預かれないということ~

初日、二日目の私の仕事は子どもと遊ぶことと定期的に体温を測ることとお昼寝時のブレスチェックのみでした。朝のバタバタと比べるとかなり落ち着いていたのは、私の担当には回復期のおむつの外れた子しかいなかったからです。

初日の朝は慣れない場所、初めての保育者(私)ということで会話が弾まず、子どもたちは不安そうでした。引き継ぎが終わった子から私は一緒に遊んでいましたが、子どもたちはあまり言葉を発することなく緊張していました。

お昼ご飯の頃にはすっかり打ち解けて楽しく遊ぶことができるようになりましたが、お昼ご飯のあとは三時間の昼寝をしておやつを食べるので、お別れまで二時間程しかありませんでした。せっかく仲良くなったと思ったらお別れでした。

私の指導者からは「病児ですので体調の変化、食欲、機嫌よく遊べているかどうかが大きな観察どころです。~中略~安心感を与える声がけ、笑顔、服装も大切だと思っています。一日を少しでも楽しく過ごしてもらえたらと工夫しながらの日々です。」とコメントをいただきました。

短い時間しか一緒にいられないけれどもその時間を楽しんでもらうために毎日工夫する。子どもにとって辛い病気のときに、寄り添って楽しい思い出を持って帰ってもらおうと働く病児保育士を身近に感じ、尊敬の念がこみ上げてきました。

ラッキーなことに二日目の二人は昨日も来ていた子で、睡眠時のブレスチェックだけ担当した子たちでした。二人とも早く起きてしまい少しだけお話していたので、二日目ははじめから楽しそうでした。場所と保育者を知っていると、こうも保育者と子どもが共にリラックスできるのかと、一日目の子どもたちの不安さが際立ちました。

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病児保育は「病児」保育 ~子どもはつらい思いをしている~

初日、二日目と回復期の子どもしかいなかったためにとても穏やかで、私は「病児」保育実習をしていると忘れかけていました。三日目にはインフルエンザにかかりたての一才児が二人、六才児が一人、回復期で預かり三日目の四才児が一人でした。

六才の子が、お昼寝の時間に嘔吐してしまいました。その後も気持ち悪さは収まらずお腹が痙攣しておりとても苦しそうに泣きながら、「ママに会いたい」と言っていました。この一言にはグサッときました。不安さ、寂しさ、苦しさが込められた一言でした。子どもにとって、子どもが病気のときには親が寄り添っていてあげるのが本当は一番なんだと再認識させられました。

私は背中をさすりながら励ましの言葉をかけることしかできませんでしたが、それで寝入ってくれたときには安心感と達成感がありました。

一才の子の一人は、午後になって熱が39度を超えてしまいました。この子は普段保育園に行っていない子で、一日を通して泣き続けていました。スタッフは看護師さんと逐一連絡をとり、緊密な連携で変わっていく症状に対応していました。便が白いと連絡したり、解熱剤を持って看護師の方が併設病院から来てくれたりとテキパキと動いており「プロの仕事」だと感じました。

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病児保育は異年齢保育 ~さらに病気も異段階~

実は三日目に四才の元気な子どもが一才の子どもにぶつかってしまい、一才の子が転倒し唇を擦りむいてしましまう事故がありました。私が子どもたちを見ているときに怪我をしてしまいました。その時他のスタッフさんは記録の記入や洗濯等で子ども四人を見ていたのは私だけで、倒れたと思ったら悲鳴でした。

ぶつかることは予測していなかったし、ぶつかっても怪我をすることはないと思っていましたが甘かったです。リスクマネジメントの講座で保育者は子どもと手の届く範囲にいなければいけないとは学んでいたものの、その難しさを痛感しました。

その後は一才の子に張り付くように歩き、四才がよってきたら間に入るというディフェンスのような立ち位置をキープしていましたが、本当に疲れるし、常に中腰で腰が痛くなり、一日が限界だと思いました。

元気な四才を退屈させずに、病気でつらい一才と一緒にいる。そんな仕事を毎日。何年働いたらそんなプロになれるのだろうと思いました。

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感染予防も仕事 ~インフルには一度もかかったことはない~

今回私は予防接種をしましたが、妻と娘はしておりません。家でのパンデミックはなんとしても避けたかったので感染予防に努めました。
・エプロンは二重で、上の一枚は保育園で洗ってもらう
・マスクをして、定期的に30秒手洗いとうがいをし、顔には触らない
・帰ったらお風呂に直行

これらの基本的なことに加えて、ウイルスだらけのオムツ替え後の手袋の外し方にも気を配りました。JaSCAのセミナーで、遠藤先生によるウイルスを持ち帰らない手袋の外し方【実技】をやっていたのでとても役に立ちました。この瞬間は病児保育のスペシャリストらしさを少し感じてしまいました。笑(スペシャリスト資格は持っていないけれども)

気になったのでスタッフの皆さんに感染症をもらったことはないのかと聞いてみましたが、全然ないとのことでした。インフルエンザには一度もかかったことはなく、また特に怖くもなく、そこまで意識もしていないとのことでしたが、嘔吐物の処理や手洗いの頻度を見ていると、当たり前に感染予防がしっかりとできているのだと感じました。

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まとめての感想

病児保育は本当に大変な要素だらけの仕事でした。一日中辛い泣き声を聞きながら、元気な子とは遊び、緊急時にはすぐに対応しなければならず、子どもの様子に常に気を張った状態でいなければなりません。最終日には気が滅入りそうでしたし、身体も疲れて痛くなっており、ため息が出てしまうほどでした。

子どもにとって楽しい一日にしてあげたいと思うものの、四才の子に一人で遊んでいてと言わざるをえない場面は幾度もありましたし、楽しく遊んでいたと思ったら事故を起こしてしまい、とたんに楽しくなくなってしまった場面もありました。

僕は最終日一日で心も身体もだいぶ追い込まれましたが、スタッフの皆さんは「毎日」子どもの辛い時期に寄り添って成長を見守っています。スタッフの皆さんはさらに保育記録をつけたり、大量の洗濯物を回し続けたり等さらに仕事をこなしていました。本当にすごいと思います。

余談ですが二日目、僕は穏やかな保育をしていましたが隔離室からはつらそうな泣き声がずっと漏れてきていました。熱のある一才の子だったそうですが、担当のスタッフはずっと立って抱っこをしていたそうです・・・

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やぎくんの成長 ~遊ぶだけなら子どもでもできる~

私は兄弟が下に三人いて一番下はまだ小学二年生です。一才の娘もいます。子どもと遊ぶことは得意だし好きですし、話が通じる幼児以上との遊びは自分も一緒に楽しく遊んでしまいます。

今回も、楽しく遊ぶことはできましたが、私は叱ったり制御したりすることが苦手だと気づきました。お昼寝の時間になっても遊びたい子を寝かせられなかったり、病後児なのにヒートアップして走り回らせてしまったり、ものを取り上げることさえも苦手です(一才の子がボールペンをもって歩いているとか体温計を舐めているとか)。

しかし、そこで制御できないと苦しむのは子どもたちです。お昼寝していたのにうるさい子に起こされてしまう、走り回って熱が上がってしまう等、子どもたちにただその瞬間だけを楽しませて、安全や回復をないがしろにしては危険です。遊ぶだけなら子ども同士で十分です。

大人として注意や制御ができるようになりたいと思いました。

他のスタッフさんがお昼寝をしない子を一生懸命に諭し続けていましたがその子どもは言うことを聞きませんでした。僕は途中で諦めてしまったけれども、子どもためにと理由を話し、寝かせようと対話するスタッフさんはすごいと思ったし必要なことだと思いました。その子は悪いことをしてもごめんなさいと言えませんでした。結局ごめんなさいと言うことは最後までなかったけれども、そこで諦めず諭し続ける、叱ってあげることも親としてはできないといけないなと感じました。

また、初日は子どもの観察について私は全然できなかったと感じました。お昼寝の時間に「ゼコゼコという咳をずっとしているからこの子は寝る時に頭を高くして加湿器を隣においている」とスタッフの方に教わったときに、私はその子が咳をしていたことを「普通」だと思い、何も問題を感じていませんでした。寝る時によく咳をしていることが娘もあったので今度は頭を上げてあげようと思いました。症状や処置を知らないと咳をしていても何も問題を感じないとわかったし、それによって苦しむのも子どもです。

今回、病児保育について勉強できたことは本当に財産だと思いました。

三日目に私がやることになっていると言われていた引き継ぎですが、無事に時間をかけることなく行うことができました。前もって確認項目をよく見ておいて聞くことを覚えておいたのは大きいと思います。三日目は自分で引き継ぎを行ったことで、子どもたちの状況を詳しく知った上で子どもたちと接することができました。元気に見えても病気であることを理解し、子どもたちの様子に気をつけながら遊んでいるため、一日目とは見え方が違いました。

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最後に

この度、小坂院長、小坂こども元気クリニックのスタッフの皆様には本当によくしてもらい、お世話になりました。誠にありがとうございました。

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