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【21歳/非保育系男子学生の挑戦!】梅くんの病児保育実習~最終日~

2013.10.03

実習写真(WN用)_131001

 

とうとう実習最終日を迎えてしまいました。今日は5人のお子さんのお預かり。そこまで体調が悪い子もおらず、平和な一日でした。

しかし、そんなときでも学べることはたくさんあります。人数が少なく、静かだからこそできることもあります。

それは「子ども一人一人を見ることができる」ということと、「スタッフの方々とお話ができる」ということです。

 

子どもの一瞬一瞬がその子の将来に繋がっている

昨日の日誌で書きました5歳の男の子。結局おたふくかぜではなく、扁桃腺の腫れであったとのことですが今日もお預かり。前日とは打って変わって元気な様子で、「熱が下がってきたからこのまま治すんだ!」とはりきるほど。微笑ましい。

僕とその子と保育士の方とで、3人で一つのおもちゃで遊んでいました。ちょっと言葉では説明しづらいので割愛しますが、その子がおもちゃを解体して本来の遊び方とは異なる方法で遊び始めました。それだとそのおもちゃ本来の遊び方はできないのですが、保育士の方は「やってごらん」と男の子を促します。

すると、もちろん正規の遊び方とは違う結果が生まれます。大人にとってはそれは予測できることなのですが、その男の子にとっては全くの未知で、ワクワクする出来事です。目を輝かせて何度も何度も繰り返します

さらに保育士の方は続けます。「なんでこうなると思う?」男の子は一生懸命考えます。そこで出た答えは事実とは異なるのですが、それは問題ではありません。その後男の子は、そのおもちゃに別のおもちゃを組み合わせて遊び始めました。自ら遊びを新しく考案しはじめたのです。

昼に保育士の方とお話しさせていただきました。

「おもちゃの遊び方は決まっていない。大切なのは子どもが答えにたどり着く前にいかに色々なことを考えるか、そしてそういったことを何度経験するか、ということ。子どもたちはその子たちの発達に応じてその子なりの発見をし、驚き、喜ぶ。それは子どもの将来にとってとても重要なこと。だからわたしたちは常に子どもの表情や仕草、反応にアンテナを張っておいて、その都度子どもが遊びを展開していけるよう提示していかなければならない。」

ということを教えていただきました。

 

子どもの一瞬一瞬がその子の将来に繋がっています。

 

子どもと接する大人たち、保育士や保護者だけでなく、社会全体でそのことを認識すべきなのです。

 

なんとなく遊んでいても一日は終わる。でも・・・

もう一つ。3歳4ヶ月の女の子。3歳4ヶ月ともなるともうはっきり喋ることができます。入室時、「おうちに帰りたいーー」と大泣き。1歳児や2歳児は言葉ではっきりと表現することはできませんが、2歳後半から3歳くらいになるとびっくりするくらい感情を言葉で表現できるようになります。

この女の子は1年ぶりにこの病児保育施設を利用するとのことで、どうも忘れてしまっているみたい。

なんとかお母さんは仕事に向かうも泣き止みません。保育士の方が抱っこを続けていると、しばらくは泣き続けていましたが、そのうちある瞬間にピタッと泣き止んでしまいました。しかし、熱も少しずつ上がり続けていたので、あまり元気はなく笑顔も見られないままお昼になりました。

この子に関して上述の保育士の方は「引き出せなかった。まだまだ。」とおっしゃっていました。

僕は「この子は大人しい子だなー」ぐらいにしか思っていませんでしたが、その方の判断としては緊張、不安がまだ取れておらず、そこから「遊び」を引きだすには至らなかった、ということでした。

この2つの出来事からどのようなことが言えるでしょうか。前者の出来事、保育士の方の遊びの展開無しにはその5歳の男の子の「今日の発見」は生まれなかったはずです。後者の出来事、「子どもの最善の利益」を考えていなければ「あー、泣き止んでくれて良かった」で終わってしまうはずです。

つまり、この2つの出来事が生まれるか否かは、その保育士の方の「意識」の問題だったのです。

 

子どもの最善の利益」というものを考えているかどうか。

 

発達の連続性を踏まえ、病児保育という1日の中でもその子の発達について考え。不安や緊張でいっぱいの子どもを少しでも安心させて、楽しくさせる。そういったことを考えているかどうかが問われているのです。

病児保育は何も考えず何となく子どもと遊んでいてもその日一日は終わってしまうよ

そう言った保育士の方の声が胸に突き刺さります。

病児保育は毎日同じ子をお預かりするわけではない。であるならばたった1日のみの付き合いの中で「子どもの最善の利益」を実現することはとても大事で、とても難しいことなのではないでしょうか。

 

病気の辛い思いでを楽しい思い出に変える

そんなことを思った日の午後。車を走らせる道路のおもちゃで、例の5歳の男の子がボールを転がしました。するとその5歳の男の子だけでなく、そばにいた1歳6ヶ月の男の子が歓声をあげました。それは昨日の日誌で登場した、大泣きしていた子です。その子もずっとおとなしかったのですが、今日この時に初めて楽しそうな笑顔を見せてくれました。

また、上述の3歳4ヶ月の女の子も夕方になるとおままごとやレジのおもちゃでのお買いものごっこを通して笑顔を見せてくれました。

不安でいっぱいの子どもが、辛い病気の思い出を楽しく遊んだ思い出に変える

言葉では分かっていましたが、実習の最後の日にそんな光景を目にすることができました。

最後に、5歳の男の子が「また○○(僕の実習先の施設名)くる!」と元気に言っていたことがとても印象的でした。まあ、健康でいてくれて病児保育にお世話にならないことが一番なんだけどなあ・・・笑

 

お世話になった保育士の方とパシャリ
実習写真②(WN用)_131001

 

 

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今日で非保育系男子大学生・梅村の病児保育実習は終了しました。

この場をお借りして、受け入れてくれた施設の方々、また気持ちよく送り出してくれた事務局スタッフの方々にお礼申し上げます。

病児保育というものに関わる者として、この実習の経験を生かし精一杯精進していきますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

梅村

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