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【気道や気管支の炎症による呼吸困難時の対応(幼児)】第7回資格認定試験のポイントと解説②(「基礎的な看病の方法」「心肺蘇生法」より)

2016.09.30

fb160930

第7回認定試験では「代表的な子どもの病気」から気道や気管支の炎症による呼吸困難な症状と、心肺蘇生法について出題しました。
【参考:認定病児保育スペシャリスト試験公式テキスト
第8章「代表的な子どもの病気」(69、72ページ)、心肺蘇生法(114ページ)】
 

試験課題

【設定】
あなたは訪問型の病児保育で勤務する保育者です。
担当の男の子コタロウくん(3歳8ヶ月)は発熱のほか、息をする時には「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という音が聞こえたり、声がかすれています。
保育中、コタロウくんは「ケーンケーン」と犬の遠吠えのような咳とともに、急に苦しみだし、意識を失ってしまいました。

※部屋にはあなただけです。他の人の助けを借りることはできません。
※処置の間、コタロウくんは一切反応を返さないものとします。

【設問1】制限時間:1分
下記2点について、回答用紙に記入してください。
(1)コタロウくんはどういう状態か(何が起こっているか)
(2)判断の根拠は何か
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

【設問2】制限時間:1分
設問1で記入した内容を読み上げてください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

【設問3】制限時間:3分
これからマネキンをコタロウくんに見立て、この状況に適切に対応していただきます。
手順について、回答用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

【設問4】制限時間:3分
設問3で記入した手順を実施してください。
マネキンをコタロウくんに見立て、何の動作をするのかを口頭で説明(実況)しながら、試験官に見えるように実際にその動作を行ってください。
動作が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
★実況の例:「両手を上にあげます」と言いながら両手を上げる動作をする、のように
 

合格の基準

1.子どもの症状から、クループ(急性咽頭炎)あるいは気管支喘息を発症していることがわかる
2.症状の悪化により、呼吸困難な状態に陥っていることがわかる
3.設定場面にいる保育者として、適切な対応ができる
 

ポイント解説

設定1・2では呼吸時の「ゼイゼイ、ヒューヒュー」という音、声のかすれ、「ケーンケーン」と犬の遠吠えのような咳の記述に気づくことが最初のポイントとなります。発熱だけでなく、クループ(急性咽頭炎)や気管支喘息の発症を想定できることが必要です。
今回の設定では気道の入口にある喉頭蓋やその先の気管支に炎症が起きることで、気道がふさがれて空気が通りにくくなっています。
クループ(急性咽頭炎)の場合はより深刻な、急性喉頭蓋炎の症状を示しています。

処置の間お子さんが一切反応を返さないのですから、お子さんの呼吸と心臓が停止、もしくはそれに近い状態に陥っていることがわかります。
設定3・4ではこうしたお子さんの状況をすばやく理解したうえで、幼児(1歳以上)の心肺蘇生法を迷うことなく、正しく行うことが求められます。
 

模範解答

【設問1・設問2】
(1)コタロウくんはどういう状態か
「クループ(急性咽頭炎)あるいは気管支喘息により、呼吸困難な状態にあります。」
※クループ(急性咽頭炎)については、「急性喉頭蓋炎」の回答も正解としています。

(2)判断の根拠は何か
「特有の症状(息をする時の音、声のかすれ、咳)があること、(設定のように)重症化すると呼吸困難に陥ることから判断しました。」
呼吸困難の根拠(気道の入口やその気管支に炎症が起こることにより、気道がむくんでせまくなり、空気が通りにくくなる)までくわしく解答できた場合は、加点しています。

【設問3・設問4】
設定のお子さん、コタロウくんは3歳8ヶ月。
乳児(1歳未満)と幼児(1歳以上)のお子さんで心肺蘇生法の処置の違いは、心臓マッサージ(胸骨圧迫)にみられます。

★幼児(1歳以上)→片手もしくは両手で胸の真ん中を30回圧迫します
乳児(1歳未満)→指2本で胸の真ん中を30回圧迫します

設定された状況から、コタロウくんは意識がなく、呼吸も停止していることを疑います。
まずは反応の確認をします。
名前を呼びかけながら、肩や足裏に刺激を与え反応の有無をみます。
「コタロウくん、コタロウくん、(肩を軽く叩く)」
設定で「処置の間、コタロウくんは一切反応を返さない」とされていること、また周りには誰もおらず、ひとりで対応するということなのでまずは119番通報をします。
「もしもし、救急車をお願いします。3歳8ヶ月の男の子が「ケーンケーン」と犬の遠吠えのような咳とともに、急に苦しみだし、意識を失ってしまいました。クループによる呼吸困難を起こしています・・・」

※以下省略。
心肺蘇生法の模範解答については、第2回資格認定試験のポイントと解説③をご参照ください。
参照の際は、心臓マッサージ(胸骨圧迫)の方法のみ「片手もしくは両手で胸の真ん中を30回圧迫します」に置き換えてご確認ください。

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