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【3歳の発達段階にあった遊びの提供】第2回資格認定試験のポイントと解説①(「病児保育の遊び」より)

2014.02.17

読み聞かせ

試験課題

あなたは、勤務する訪問型病児保育サービスで、下記のお子さんのお宅を訪問しています。
あなたは、お子さんと絵本を使って遊ぼうと考えました。
家の中には4冊の絵本があります。

<設定>
日付:12月10日
名前:太田 花(オオタ ハナ )
性別:女の子
年齢:3歳2か月

① 設定に合った絵本を1冊選び、その本を選んだ理由について考えをまとめて下さい。絵本は自由に手に取って構いません。またメモを使っても構いません。(制限時間:1分間)
② その本を選んだ理由を説明してください。メモを見ても構いません。(制限時間:1分間)
③ 目の前にハナちゃんがいるつもりで読み聞かせをしてください。(制限時間:3分間)
※終了の時点で「読み終わらなかった」としても減点にはなりません。

 

合格の基準

3歳2か月の女の子の発達段階と季節性を考慮した絵本を選び、適切に読み聞かせることができる

 

ポイント解説

今回の出題で着眼すべき点は以下の2点です。

1)12月10日、季節は「冬」
2)3歳2か月の女の子

まず、3歳の発達段階を確認しましょう。第1回認定試験の試験概要でもお伝えしましたが(http://sickchild-care.jp/point/1659/)以下のようなことが、一般的な3歳の発達段階の特徴です。
【参考:公式テキスト第3章「病児保育の遊び」(24ページ)】

● 高い、低い、大小、多い少ない、などの概念が理解できるようになる
●3までの数の概念も理解できるようになる
● 自分以外の人にも「自我」があることを理解しはじめる
● 相手の気持ちもわかるようになり、想像力をはたらかせて、他の存在を理解しようとする力が育ってくる
● 語彙が増え、おしゃべりも上手になり、「言葉を使って考える」ことも始まる
● 知的興味や好奇心が高まり、「なぜ?どうしてなの?」という問いかけも多くなる

設問②の「その本を選んだ理由を説明してください」では、こういった「発達段階」および「季節性」などを理由の中に込められたかどうかをジャッジしました。

<模範解答例>

「だるまちゃんとうさぎちゃん」を選びました。
この本を選んだひとつ目の理由として、季節が、12月という設定の季節「冬」にあったお話しであることがあります。
次に、3歳ぐらいのお子さんの発達段階を考えました。「いないいないばあ」のように単純に同じ言葉を繰り返すものではなく、ストーリー性があり内容のある絵本を理解でき、好む年齢です。
この「だるまちゃんとうさぎちゃん」では、うさぎちゃんが「ゆきだるまってなあに?」「たんげさぜんってなあに?」といった問いかけの場面があったり、話しの流れの中で手袋遊びなどの「あそび」が展開しますが、3歳であれば、よみきかせの後の保育の中で実際にその「あそび」を体験できそうなところも、良いと思いました。

 

試験では「教科書的」に、一般的な3歳の発達段階を切り出しています。
発達の個人差が大きい時期でもありますので、実際の保育の場面では、「一般的な3歳の発達段階」を念頭におきつつ、担当するお子さんをよく観察したうえで、その発達にあった絵本が選べるとベストですね。

 

今回の試験で提示した4冊の絵本とその概要

『いないいないばあ』 (まつたにみよこ作・瀬川康男絵/童心社)
『だるまちゃんとうさぎちゃん』(かこさとし作・絵/福音館書店)
『三びきのやぎのがらがらどん』(ノルウェーの昔話 せたていじ訳・マーシャブラウン絵/福音館書店)
『セロひきのゴーシュ』(宮沢賢治作・茂田井武絵/福音館書店)

●いないいないばあ (まつたにみよこ作・瀬川康男絵/童心社)

いないいないばあ

猫や熊が順番に登場し、それぞれ「いない いない ・・・・ばあ」を繰り返すお話し。
動物たちの「ばあ」の表情がユーモラスの描かれた赤ちゃん絵本です。

・全20ページ
・B5変形 21センチ
・見開きのどちらかが絵、もう片方が文字の構成
・文字のサイズはかなり大きめ
・1ページ2~20文字程度
・0~1歳児に適した絵本です。

●だるまちゃんとうさぎちゃん(かこさとし作・絵/福音館書店)

だるまちゃんとうさぎちゃん
雪がたくさん降って、だるまちゃんとうさぎちゃんは大喜びで雪だるまを作ったり、雪うさぎをつくったり。
手ぶくろ人形の作り方や、りんごのうさぎの作り方なども登場し、絵本を読み終えた遊びに発展させることができます。

・全28ページ
・20×27センチ
・すべてのページに絵と文字が配置された構成
・文字はやや小さめ
・1ページ40~190文字程度
・3歳~に適した絵本です

●三びきのやぎのがらがらどん(ノルウェーの昔話 せたていじ訳・マーシャブラウン絵/福音館書店)

がらがらどん

山の草をたべて太ろうとする3匹のヤギ(全員なまえは「がらがらどん」)と、谷川でまちうけるトロル(おに)との対決の物語。
「小・中・大」という山羊のサイズ、「3匹」という数字、それから「鬼との対決」という、これぞ昔話、という構成の絵本です。

・全32ページ
・26×21センチ
・見開きの両方に絵、片方には文字もある構成
・文字の大きさは小さ目
・1ページ15~130文字程度
・3、4歳~に適した絵本です

●セロひきのゴーシュ(宮沢賢治作・茂田井武絵/福音館書店)

セロ弾きのゴーシュ

ゴーシュは金星音楽団でセロをひくかかりでした。けれどもあまりじょうずでなく、いつも楽長にいじめられるのでした。
演奏会まであと10日という晩、ゴーシュが家で練習をしていると、1匹の三毛ねこがはいってきました。つぎの晩にはかっこう、その翌晩はたぬきの子、そして野ねずみの親子が―。

・全56ページ
・22×20センチ
・殆ど文字ばかりで時々挿絵のある構成
・文字の大きさはとても小さ目
・1ページ100~360文字程度
・小学校低学年ぐらいに適した絵本です

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