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子どもは大人の3倍の水分補給が必要!?~夏に確認したい子どもの脱水症状~

2016.07.14

3分でわかる認定病児保育スペシャリスト

脱水症状とは、体にとって必要な体液(水分と電解質)が不足した状態をいいます。子どもは大人に比べ体内の水分量が多く、1日に必要とする体重あたりの水分量も多いです。生まれたばかりの赤ちゃんは体の約80%、幼児でも約70%は水分でできており、不感蒸泄も多く代謝も活発であることから、そのうちの数%が失われると発症してしまうのです。

また子どもは発熱や胃腸炎などが原因で、脱水症状になることがあります。ここでは子どもの脱水症状の主な原因や、脱水の症状、水分補給のポイントなどをまとめてみました。

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脱水症状の主な原因

●水分が取れない
●下痢をしている
●嘔吐している
●高熱が続いている
●夏場の戸外での遊び
●日差しが強い車や室内に長時間いる

感冒などによる発熱、胃腸炎、熱中症なども脱水症状の原因になります。また、ロタ、ノロなどウイルスのものは1週間以上の下痢が続くことがあります。

 

脱水症状と思われるとき

●嘔吐を繰り返して水分が取れないとき
●量の多い、回数の多い下痢が続く場合
●唇や舌、手のひらが乾いているとき
●尿が半日以上出ないとき(量が少なく、色が濃い)
●ぐったりしている
●興奮している
●お腹の皮膚のハリがなくなりしわしわになる(ツルゴールの低下)
●顔色が悪い
●手足の色が悪い、冷たい
●爪の部分を圧迫し、離して爪の色が戻るまでの時間が2秒以上たつ(Capillary refilling timeの延長)
●呼吸がはやく苦しそうになる(Abnormal respiratory pattern)

子どもは自分で辛さを訴えることができないので、周囲の大人が子どもの様子をこまめにチェックする必要があります。もし上記のような脱水症状のサインが現れたときは、水分補給をしっかりすることと、症状によってはかかりつけ医や医療機関を受診しましょう。吐いた直後は顔色が悪くなることがありますし、嘔吐下痢もすぐに脱水になることはありません。落ち着いて対応しましょう。

 

下痢・嘔吐・高熱の時の水分補給

水分が摂れるかどうかが一番のポイントです。しかし初期に急に脱水になることはなく嘔吐が続けば経口摂取を一旦止めてお腹を休めて安静にすることも治療のひとつです。

また脱水を防ぐためには、経口補液が効果的です。これは点滴の代わりに適度な塩分・電解質・糖分を含んだもので、専用の経口補液や子ども用のイオン飲料を用います。商品としてはOS-1(大塚製薬)などがあります。フルーツジュースであれば、りんごが適しています。糖類の高いものは下痢を悪化させる恐れがあり、柑橘系のジュースは胃を刺激してしまいます。

吐き気や嘔吐がある時は、胃の動きが鈍っているため水分が移動しにくい状態になっています。一度に飲ませると胃が収縮して吐いてしまいますので、スポイトやティースプーンで少量ずつ飲ませ、胃を刺激しないようにします。吐いてもあわてず少し休ませてから1口ずつ1口ずつゆっくり与えてください。ミルクは薄める必要はありません。母乳も基本的に普通にあげてください。ただし脱水症状を見ることは重要です。

 

水分を摂りたがらない場合

病状によっては子どもが水分を摂ることを嫌がる場合もあるので、年齢に合わせた工夫をしましょう。どうしても取れない場合、初期は経口補液にこだわらず好きなものを少量ずつ与えてみましょう。

乳児にはスポイトやスプーン、哺乳瓶を使って時間をかけて飲ませます。3歳以上の幼児には絵本や遊びを通して「水を飲むことは大切なんだ」と理解させると良いでしょう。どの年齢の子どもでも、水分が体に入ってラクになることを実感することで進んで飲むことがあります。

 

離乳食・食事が取れない場合

まずは水分をきちんと取れることが大事です。水分がある程度とれて嘔吐の症状が落ち着いてからあげましょう。胃腸炎の場合は回復したらおかゆやくたくたに煮たうどん、すりおろしリンゴなど与え問題がなければ徐々に普通の食事に戻していきましょう。

 

参考文献・参考URL

【実践 病児保育入門】認定病児保育スペシャリスト試験 公式テキスト
保育所における感染症対策ガイドライン(厚生労働省)
「こそだってハック」赤ちゃん・新生児の脱水症状の目安と予防法は?

 

記事の監修:星礼一先生プロフィール

ほしこどもおとなクリニック(病児保育室ピッピを併設)院長

▼星礼一先生へのインタビュー記事はこちら
【突撃★隣の病児保育!】東松山 病児保育室ピッピに行ってきました!

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