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【 誤飲したらどうなるの?】~ボタン電池誤飲の危険性と予防策~

2018.03.09

3分でわかる認定病児保育スペシャリスト

生後6か月頃になると、身近にある物を手に取り、何でも口に運んでしまうようになり誤飲事故も増えます。
認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座公式テキストでも扱っていますが、3歳児の最大口径は39mmといわれています。これより小さなものは誤飲の恐れがあるということになりますが、特に注意したいものの1つが「ボタン電池」です。

乳幼児がボタン電池を誤飲する事故は、2011年~2015年の5年間で939件も起きています(一般社団法人電池工業会調べ)。
ボタン電池誤飲してしまうと何が起こるのか。
その特性から重症になり、後遺症が残る例もあることは実はあまり知られていません。

今回は、ボタン電池の誤飲による事故の危険性や事故予防についてまとめました。
乳幼児を預かる病児保育の方・保育士の方、またご自身の乳幼児守る保護者の方、これを機会にしっかりと学習しましょう。

 

~この記事の目次~
乳幼児のボタン電池誤飲事故の実態
誤飲すると、体内で何が起きるの? 
万が一誤飲した時の対処法
誤飲を予防するために今すぐできること
その他の誤飲事故

 

乳幼児のボタン電池誤飲事故の実態

2017年12月、東京慈恵医大と一般社団法人「電池工業会」による2011年~15年の5年間の全国調査結果が発表されました。

日本小児外科学会などを通じて202カ所の医療機関に質問116カ所(57.4%)から回答を得ました。
調査結果によると乳幼児のボタン電池誤飲により小児外科や小児救急を受診したのは計939件でした。

 

誤飲すると、体内で何が起きるの?

電池を飲み込むと、消化管に接触した電池から電流が流れ、電気分解により電池の外側にアルカリ性の液体が作られます。
このアルカリ性の液体は短時間で消化管の壁に損傷を起こします。
そのため早く取り出さないと、消化管に潰瘍ができたり 穴が開くなどのおそれがあリます。
先にご紹介した全国実態調査(東京慈恵医大と一般社団法人電池工業会調べ)でも、排出されないまま食道や胃、十二指腸などにとどまり、食道に穴があくなどの後遺症が残る重症な例が5年間で15件報告されています。

ボタン電池には、直径2センチ前後の「コイン形リチウム」と、1センチ前後の「アルカリボタン形」の2種類があります。 写真:国民生活センター

ボタン電池には、直径2センチ前後の「コイン形リチウム」と、1センチ前後の「アルカリボタン形」の2種類があります。 写真:国民生活センター

特に、コイン形のリチウム電池は、平たく幅が広く、食道等に停滞しやすいです。
さらに電池を使い切るまで他の電池より高い電圧をそのまま保持する特性があるため、(アルカリボタン型のボタン電池に比べ)誤飲した時の危険性はより高くなります。

ボタン電池を誤飲した1歳女児のレントゲン写真:消費者庁

ボタン電池を誤飲した1歳女児のレントゲン写真:消費者庁

また、鶏肉の上にボタン電池を置く実験では、20分ほどで電池の形のくぼみができるほどの化学やけどが確認できます。

ボタン電池画像3


簡単に言えば、ボタン電池の誤飲によって、食道などに穴が開くおそれがあるという事です。
入院が必要になるような重篤な症状になることもあり、場合によっては死の危険性もあるということなのです。

●参考:乳幼児のボタン電池誤飲映像
ボタン電池事故

http://kd-wa-meti.com/ButtonCell.html

※国立研究開発法人産業技術総合研究所が作成

 

万が一誤飲した時の対処法

子どもがボタン電池を誤飲してしまった場合の対処法は

一刻も早く病院へ行くこと!です。
くりかえしになりますが、
誤飲してから時間が経つと、消化管等に癒着してしまい、取り出せなくなってしまうことがあるからです。

最悪の場合、死に至る危険性もあります。電池の種類が分かるのであれば、医師にしっかりと伝えましょう。

また、「飲んだかどうかハッキリと分からない!」という場合でも、誤飲の可能性がある場合には受診することをオススメします。レントゲンを撮ってもらえば、「ボタン電池の有無」「電池の停滞位置」は確認できます。

【緊急時の連絡先】

▼小児救急電話相談
電話番号:#8000
対応時間:自治体により対応時間が異なる
対象地域:全国

▼救急安心センター
電話番号:#7119
対応時間:24時間年中無休
対象地域:東京・北海道・愛知・奈良・大阪

▼救急
電話番号:119

参考)消費者庁「乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意」

 

誤飲を予防するために今すぐできること

◎「どの製品がボタン電池を使っているか」「簡単に電池が取り出せるか」をチェックする。

簡単に電池が取り出せるものは、子どもの手の届かない場所に置くか電池ふたをテープで止めるなどして、電池ふたが簡単には開かないようにしましょう。

ボタン電池が使用している製品としては、時計、電卓、歩数計、携帯ゲーム機、キッチンタイマー
電子体温計、玩具、腕時計、家電製品の各種リモコン等があげられます。

◎子どもの手の届かない場所で保管する

使用済みのボタン電池は、速やかに処分しましょう。未使用、使用済みの電池についても処分までの間は子どもの手の届かない場所で保管しましょう。

◎ボタン電池の交換は、子どもの目に触れないところで行う

子どもは大人のすることをよく観察しています。好奇心も旺盛で真似をすることもありますので、ボタン電池の交換は子どもが見ているところではしないように気をつけましょう。

◎ボタン電池を使う製品を新たに購入する際は、電池ふたが簡単には開かない構造の製品を選ぶ

電池ふたがネジ止め式であったり、「押しながら横にずらす」など同時に二方向に力を加えないと電池ふたが開かない構造であったりするなど、ふたを開けにくい仕組みを持つものがあります。

メーカー側も対策を講じています。
2017年12月には電池工業会よりハサミなどを使用しないと電池が取り出せない「誤飲防止パッケージ」を順次導入していくことが発表になりましたが、保管場所には気をつけましょう。
参考:電池工業会「コイン形リチウム一次電池の誤飲防止パッケージガイドライン(第2版)」
http://www.denchi.info/publication/packageguideline.pdf

 

誤飲

その他の誤飲事故

子どもの誤飲については、ボタン電池のほかにも様々な誤飲事故が報告されています。

医薬品、タバコ、玩具など誤飲したものに応じてその対応方法は変わります。いざという時慌てないように応急処置を学んでおくと同時に事故を防ぐリスクマネジメントの考え方も学んでおくとよいでしょう。

▼【リスクマネジメントのプロセス】第3回資格試験認定試験のポイントと開設②(「リスクマネジメントの基礎を理解する」より)http://sickchild-care.jp/kakomon/5350/

▼web講座のカリキュラムにはリスクマネジメントを学べる講義もあります

http://sickchild-care.jp/lecture/

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