• ホーム >
  • 【あせも】正しいケアで快適な夏を過ごそう!

【あせも】正しいケアで快適な夏を過ごそう!

2014.07.01

3分でわかる認定病児保育スペシャリスト

乳幼児の代表的な皮膚トラブルのひとつである「あせも」。
“重大なアレルギーや病気ではないから”と正しいケアを気にしていない人も多い皮膚トラブルですが、悪化すると「とびひ」になってしまう一面もあります。
近年では大人のあせもが増えてきていることや、あせもには種類があること、知っていますか?

あせものできる仕組、あせもの正しい対処を学んで、皮膚トラブルの無い夏を過ごしましょう!

 

≪この記事の目次≫
■あせもとは?
■あせもの原因
■あせものできやすい時期・年齢
■あせもの症状
■あせものできやすい場所
■あせもの予防
■あせもには種類がある
■あせもの治療法
■あせもが悪化すると
■乳幼児期のクーラーの使用
■保育所でのあせも対策

あせもとは?

あせもとは、運動をした後や暑い夏場などに大量の汗をかいて、汗を排出する管が詰まってできたぶつぶつの事です。

近年では、高温多湿の時期が増えたため、大人でもあせもになる人が増えています。

▲目次へ戻る

あせもの原因

あせもは、汗の出口である「汗孔」(カンコウ)が垢、皮脂、ほこりなどにより詰まることで、発症します。
汗孔がつまると、汗が皮膚の内部にしみだしてしまい、炎症が起きます。

 ▲目次へ戻る

あせものできやすい時期・年齢

あせもができやすいのは、主に気温の高い夏の時期ですが、通気性の悪い衣服を着て汗をかいた場合や、冬場の暖房の使用や過剰な厚着など、夏以外の季節にもあせもになってしまうこともあります。

あせもは乳幼児に多く見られます。その理由は、大人に比べて汗腺が密集しているためです。
乳幼児ではなくても、あせもになりやすい環境にいる場合や、多汗症などの疾患のある場合は大人でもあせもになりやすい状況にあります。

▲目次へ戻る

あせもの症状

汗孔が塞がると、皮膚の下ににじみ出た汗が炎症を起こし、あせもになります。

赤い発疹ができ、痒みを伴います。また、発疹の出来た部位で発汗が始まると、刺すような痛みが生じることもあります。

発疹は、粟粒大の小さなものから、米粒大の大きなものまで、すき間なく生じます。

▲目次へ戻る

あせものできやすい場所

あせもは、汗をかいた後、汗が乾きにくい場所に起こりやすいです。

具体的には、頭、額、首、ひじの内側、ひざの内側、足のつけね等です。

また、乳幼児はおむつでおおわれている部分に起こりやすいです。

首にタオルやスカーフを巻いている場合にも、その部分にあせもが生じる場合が多々あります。
タオルを巻くのではなくこまめに汗を拭くようにし、スカーフなどは汗をかいたら取り替えられるようにしましょう。

▲目次へ戻る

あせもの予防

①汗をかかない環境を作る

通気性の良い服を着たり、汗をかいたら乾いた服に着替えるなどしましょう。

外遊びの際などにタンクトップのような露出の多い服を着ていると、汗を吸収するものが無いため、汗で汗孔が詰まりやすくなってしまいます。暑いからといって、露出の多い服を着せるのではなく、通気性の良い素材の服を着せるようにしましょう。

屋内の場合、通気をよくしたり、室温の調整などをして汗をかかないような環境を作ることも有効です。ただし、乳児の場合にはクーラーの使用には注意が必要です。後述の「乳幼児期のクーラーの使用」を必ずご確認下さい。

②シャワー等で皮膚をきれいに

あせもの対策は、まずは汗をかいた後、皮膚をきれいにすることです。シャワーで流す、濡れたタオルで拭く、など清潔を保てるようにしましょう。
シャワーを使用する場合、1日に何度も石鹸を使用することは皮膚にとって逆効果ですが、1日2回程度なら問題ないので、泡立てた石鹸で必ずよく洗うようにしましょう。
シャワーを使用しない場合には、濡れたタオルでしっかりと汗と汚れをふき取ることが重要です。

③ベビーパウダーを使う

通常汗孔から出た汗は表面張力や皮脂膜の影響で、その場(汗孔の上)にとどまります。その汗がそのまま蒸発して汗に含まれる塩分や、汗に混ざっていた皮膚の垢やほこりが汗孔をふさいでしまい、あせもになります。

ベビーパウダーは、この汗を汗孔の上にとどまらせずに、拡散させる働きがあります。

≪ベビーパウダーを使うときの注意点≫

・肌が濡れている状態でベビーパウダーをつけない

ベビーパウダーが汗を拡散させるためには、乾いていて、ベビーパウダーの粒子の間に空気が存在している必要があります。

入浴後に使用するときには、十分に水分を拭き取り、少し乾燥した状態で使いましょう。

付けた後に触ってサラサラとした感触になっていることを確認してください。
・厚く塗らない

ベビーパウダーを厚く塗ってしまうと、汗を拡散させる作用が垂直方向(汗孔の上)にも働いてしまいます。その結果、汗孔の上でベビーパウダーがダマになり、汗孔をふさいでしまいます。
・すでにあせもが出来ている場合や、大量の汗をかいた場合には使わない

あせもがすでにできているときは、汗孔がふさがれている状態なので、ベビーパウダーを使用しても意味がありません。

また、大量に汗をかいた場合には、シャワーを浴びる等して、皮膚をきれいにするようにしましょう。

ベビーパウダーを使用するのは、皮膚を清潔にし、乾かした後です。

▲目次へ戻る

あせもには種類がある

あせもと聞いてどのような状態を想像しますか?

赤い小さなプツプツができた状態を想像した方が多いのではないでしょうか。

これは「紅色汗疹(コウショクカンシン)」と呼ばれ、日常的によくみられるあせもです。
「あせもの症状」で述べた痒みや痛みは紅色汗疹の場合がほとんどです。

 

あせも

あせも(紅色汗疹) (画像:野並皮膚科 間違いだらけの「あせも」対策 より)

 

その他に、水晶様汗疹(スイショウヨウカンシン)という、白っぽい水疱のできるあせももあります。

水晶様汗疹は炎症や痒みが殆どないため、本人も気付いていないことも多いあせもです。

 

紅色汗疹水晶様汗疹

 

▲目次へ戻る

あせもの治療法

あせもになってしまったら、まずは掻くことによって炎症を起こしてしまうことや二次感染してしまうことを防ぎましょう。

あせもになってすぐであれば、シャワーを浴びて石鹸で洗って汗孔に詰まってしまった汗を取り除くことで良くなります。

痒みや炎症が悪化した場合には、スキンケア指導に重点をおいている小児科などを受診して塗り薬をもらうと良いでしょう。

水晶様汗疹は、痒みもなく本人も気付いていない場合が多いので、水疱が自然に破れ、薄い皮が剥がれて数日以内に治ります。

▲目次へ戻る

あせもが悪化すると

あせもは痒みを伴っています。そのため掻いてしまうと発疹が炎症を起こし、治りにくくなってしまいます。

また、掻いたところから細菌が入ると、とびひになってしまいます。とびひは体のあちこちに広がりやすいので、早めにあせもを治療して悪化させないよう注意しましょう。

具体的には、さらに汗をかかないように衣服や室温を調整する、患部をきれいに保つ、患部を冷やす、痒みを抑える薬を使用する、などが有効です。

▲目次へ戻る

乳幼児期のクーラーの使用

「あせもを予防するためには、室温を下げて汗をかかないようにすればいい。」

一見正しいことのように見えます。確かに、大人にとっては簡単なあせも予防になるでしょう。
しかし、乳幼児にはふさわしくないかもしれません。

人間の皮膚に存在する汗腺(汗を分泌する腺)は、大人も乳幼児も同じ数だけ存在しています。つまり、乳幼児の方が汗腺が密集している状態にあるわけです。

しかし、乳幼児期にはその汗腺がすべて機能しているわけではありません。

実際に汗を作ることのできる汗腺(能動汗腺)の数は、2歳までの環境で決定されます。そのため、高温の地域で乳幼児期を過ごすと、能動汗腺の数が多くなり、寒冷な地域で過ごすと能動汗腺は少なくなります。

乳幼児期にクーラーを多用したために汗をかかずに過ごしてしまうと、能動汗腺が少なくなり、発汗能力が十分に発達せず、うまく汗をかけない体質になってしまいます。

汗をかくのは、体温調節のために必要な大事な能力です。たとえば、風邪をひいて高熱が出た時には体温を下げようとして汗をかくのですが、その汗がうまくかけなくなってしまうのです。同じように暑い時期の体温調節もうまくできなくなってしまいます。

また、アトピー性皮膚炎の場合、汗をかけない事で熱が体にこもってしまい、そのためかゆみが増強し、ひっかいてさらに皮疹を悪化させてしまう、という悪循環になってしまうこともあります。

乳幼児期はクーラーの温度は適度に抑え、適切な水分補給をしながら適度な汗をかき、シャワーなどでしっかりケアしてあげることを心がけましょう。

▲目次へ戻る

保育所でのあせも対策

「あせもの予防」の項目でも述べましたが、シャワーで汗を流したり、タオルで拭くことが予防として有効です。

・外遊びの後、お昼寝の後などのシャワー

・タオルでこまめに汗を拭く

・こまめに着替えをさせる

・エアコンをうまく利用する

・爪を短く整える

あせもを搔き壊して「とびひ」になることを防ぐために、「爪を短く」して欲しいことを保護者に伝えましょう。「なぜ爪を切ってほしいのか」背景の部分を含めて伝えると、協力が得やすいかもしれませんね。(「アサーティブコミュニケーション」の記事も参考になるかと思います!)

▲目次へ戻る

 

今回の記事は、 野並皮膚科 間違いだらけの「あせも」対策山本皮膚科医院  あせも対策 などをもとに当協会が作成し、北浜こどもクリニック院長で病児保育室ブルーラグーン代表の、北浜直先生にご指導いただきました。

関連キーワード: ,




3分でわかる認定病児保育スペシャリスト



  • スタッフブログ
  • 合格者の声
資格取得のために申し込み
お申し込みに不安がある方は
  • 今なら無料で講座サンプルを視聴頂けます! くわしくはこちら
  • 認定病児保育スペシャリスト公式テキスト発売中 くわしくはこちら
  • 保育スキルアップ・オープンセミナー(無料)を実施中 くわしくはこちら
  • よくある質問
  • お問い合せ
  • メールニュースに登録

ページトップへ