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【第5回保育スキルアップ・オープンセミナー】~終了報告~

2014.01.29

当協会は12月15日(日)に第5回保育スキルアップ・オープンセミナーを開催し、23名の参加者にご来場いただきました。
具体的な講義内容や参加者からの感想をご紹介いたします。

 

<セミナー内容>

●第1部 コミュニケーション講座
「もう、ひとりで悩まない!保護者にも一緒に考えてもらえる保育士コミュニケーション術」

 講師:ウメハナリレーションズ代表
    認定子ども園エクレスエクレス子どもの家保育園(横浜市)施設長 松原美里氏
☆DSC_7792
↑ 講師の松原美里氏

「保護者の対応について、保育士が戸惑いを感じるのはなぜか?」

実際に目の当たりにする保護者の対応と、保育士として保護者に求めたい役割(期待)の間にギャップが生じているためだと松原先生はお話しします。保護者に求めたい役割(期待)が高いほど、大きなギャップとなり、時には「憤り」まで至ってしまうこともあるとも。自分が保育士として保護者に対して感じる「憤り」をそのまま放置してしまうと、そのまま保護者への苦手意識につながってしまいます。

子どもの成長を願うということでは、保護者も保育士も共通の目標を持っています。「憤り」を放置せず、保護者にも協力してもらえる関係を築くためには、保護者の本音を汲み取ることが欠かせません。保護者も不満の多い人、要望の多い人、あまり関わろうとしない人など様々ですから、本音を引き出すにはどうしたらよいのでしょうか?

もともと、人間には見たことがない初めてのもの、自分と違うものに警戒心を抱く本能が備わっています。気持ちが焦っている保護者に対して、保育者が穏やかな様子で話しかけても話は通じません。

そんな場合、笑顔、あいづち、アイコンタクト、呼吸など、言葉以外の行動を相手(保護者)に合わせることで、保護者に安心感を与えることができます。相手に合わせるこうした無意識の行動のことを、「ペーシング」といいます。

保護者が保育士に対して安心感を持ってこそ、保護者は本当に望んでいること=本音を保育士に伝えようとするようになります。

病児保育の特徴として、多くの場合、保育士は初対面の保護者と即時に関係性を築き、お預かりするお子さんの様子・状態を聞き取らなければなりません。そしてお子さんの病気の症状によっては、保護者の不安もより大きい状態で病児保育を利用することになります。保育士のみなさんには保護者との関係性をスムーズに築くためにも、「ペーシング」を有効に活用いただきたいものです。
☆DSC_7820
↑ 保護者対応で不安に感じていることについて参加者間のワークショップ

松原先生には、相手の心が開く「伝え方」、3つの黄金ルールをケーススタディをまじえてお話いただきました。

第1のルール:相手にとって意味があることを伝える(背景を探り、共感を示す)
第2のルール:こちらの思いを伝える(当方の事情や懸念も伝える)
第3のルール:おうかがいをたてる(最終決定は、必ず保護者にゆだねる)

ケーススタディ:保護者に何回か依頼しても、非常用のかんぱんを持ってきてくれない

ルール 具体例
第1のルール:
相手にとって意味があることを伝える
東日本大震災に関する映画「3.11その時保育園は」で、食事によって保育園児の命が救われたことが紹介されている
第2のルール:
こちらの思いを伝える
保育園でもかんぱんを常備し、万が一の際はおうちの方が用意したものをお子さんに食べさせたい。
第3のルール:
おうかがいを立てる
お母さん、どうされますか?

 

相手の心が開くことで、保護者、保育士の「どちらか」ではなく、両者一緒にできることが見つかり、足並みを揃えることも可能になります。保護者の対応を「憤り」として放置するのではなく、ペーシングや3つの黄金ルールで保護者の本音を引き出すことで、子どもの成長のために協力していくことが大切です。

 

 

●第2部 手あそびワークショップ
「正月・節分・ひな祭り ~子どもと一緒に楽しめる冬から春の手あそび」

講師:乳幼児教育研究所 内田順子氏

☆DSC_7912
↑ 講師の内田順子氏

室内で過ごす病児保育時にも子どもが楽しく感じることができる遊びは?という視点から行っているワークショップ、今回は「手あそび」を取り上げました。

正月・節分・ひな祭りなど季節の行事に合わせた手あそびと、食育や誕生日など通常の保育でもすぐに使える曲を多数(11曲)ご紹介いただきました。そのうち、乳幼児教育研究所より発行の手あそびCD『おおきなかぶをぬこう』に収録されている2曲を抜粋してご紹介します。

●節分にぴったりの遊びとして「こっちむいてあかおにどん」

あっちむいてホイの要素を取り入れた手あそびです。あっちむいてホイの動きは、子どもの発達にあわせて対応を変えることができます。

まず、小さいお子さん(3歳くらいまで)の時は方向を右左だけにして、お子さんに同じ方向を向いてもらえるようにリードします。
慣れてきたら、お子さんに保育者と違う方向を向いてもらうようにします。
さらに慣れたら上下も取り入れてみることで、全ての年代に対応できるようになります。

 

●食べ物に興味がわくことを目指した「おべんとうはたのしいな」

指で数字を作っていく手あそびのため、数字あそびもあわせてできるのが特徴です。歌詞と数字の組み合わせは、以下の通りです。

お魚いっぱいな「ねこ」のお弁当は、1→いわし、2→にぼし、3→さんま、4→ししゃも
お野菜いっぱいな「うさぎ」のお弁当は、1→いも、2→にんじん、3→みつば、4→しいたけ
お肉いっぱいな「らいおん」のお弁当は、2→にくだんご、8→やきにく、10→とんかつ
栄養満点な「みんな」のお弁当は、2→おにく、3→おさかな、5→ごはん、8→やさい

このほかにもトマトであれば10、ハムであれば8と6など、この食べ物はどんな数字で表せるのか、子どもたちと一緒に考えることもできます。

☆DSC_7938
↑ 講師の動きにあわせ、手あそびを行う参加者

ワークショップ全般を通じて、内田先生は何回も「笑顔が大切」「保育者の動きはできるだけ大きく見せましょう」と強調されていました。例えば手を伸ばす動きなら、天井に届くくらいの気持ちで伸ばすということです。保育者が手を伸ばした範囲=子どもが手を伸ばせばよいと受け取る範囲のため、手を伸ばす動きが不十分なことは子どもの可能性を縮めてしまうことにつながるそうです。手あそびといっても手先、指先だけではなく、表情、身体全体を使った保育者の動きが大切だということがわかりました。

また、子どもの様子に少しでも変化を感じたら、そのことを子どもに伝えて大いにほめてほしいし、それを保護者の方に伝えてほしいともおっしゃっていました。

 

<参加者の反応>

セミナー後のアンケートでは、「参考になった」などたくさんのご感想をいただきました。
*以下、アンケートより抜粋

第1部       コミュニケーション講座について

・保育者から伝えるお願い事項はたくさんあるなぁと再認識しました。今まではただ伝えるだけでしたが、相手の立場で話をしていきます。
・現場の話をおり混ぜてくれて、わかりやすかった。ポイントがしぼられていて、量がちょうどよかった。
・ワークを実際にして理解しやすかった

第2部 手あそびワークショップについて

・手遊びをとても楽しみに来ました。一つ知っていると子どもと長く遊べるので、いろいろ覚えたいです。
・体を動かし、たくさん笑った1時間半でした。内田先生のように思わず笑顔になれる援助をしたいと思います。
・どう動くと楽しく見えるか、体の動かし方も細かく教えてくれてわかりやすかった。

 

このセミナーの次回(第6回)開催は、315日(土)を予定しています。

保育スキルアップ・オープンセミナーについて・開催報告はこちらでご覧いただけます。

 

 

 





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