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病児保育からみた保育所保育指針・改定のポイント

2017.05.31

FB1705XX_保育所保育士指針改定2

来年2018(平成30)年4月1日より適用となる新しい保育所保育指針(以下、新保育所保育指針と表記します)が厚生労働省より公示されました。

現行の保育所保育指針は2008(平成20)年から適用されていますので、10年ぶりの改定となります。

今回の「改定の方向性」として、以下5つのポイントがあげられています。
(平成28年12月21日厚生労働省発表 保育所保育指針の改定に関する議論のとりまとめより)

①乳児・1歳以上3歳未満児の保育に関する記載の充実
②保育所保育における幼児教育の積極的な位置づけ
③子どもの育ちをめぐる環境の変化を踏まえた健康及び安全の記載の見直し
④保護者・家庭及び地域と連携した子育て支援の必要性
⑤職員の資質・専門性の向上

JaSCAではこのうち、病児保育に関わりの深い2つのポイントに着目しました。

①乳児・1歳以上3歳未満児の保育に関する記載の充実

0~2歳児を中心とした保育所利用児童数が増加していることが背景にあります。
とくに1・2歳児の保育所等利用率は、27.6%(2008年)→38.1%(2015年)と7年間で10%を上回る増加となっています。 病児保育を利用することが多い年齢のお子さんでもあります。

現行の保育所保育指針で子どもの年齢別に記載があるのは、第2章(子どもの発達)と第3章(保育の内容)の2箇所です。
第2章(子どもの発達)で発達過程が8区分(おおむね6ヶ月未満~おおむね6歳)に、第3章(保育の内容)で保育の実施上の配慮事項について3区分(乳児、3歳未満児、3歳以上児)に分かれて、それぞれ記載されています。

現行の指針では、すべての年齢で「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5項目が教育に関するねらい及び内容となっていますが、新新保育所保育指針では1歳ー3歳未満児、3歳以上児の年齢に限定して保育に関わるねらい及び内容としてこの5項目があげられています。
一方で、乳児保育のねらい及び内容は「健やかにのびのびと育つ」、「身近な人と気持ちが通じ合う」、「身近なものと関わり感性が育つ」の3項目となっており、年齢の違いにあわせた記載となっていることがわかります。

また、「健康」のねらいを例に比較した場合、1歳以上3歳児未満児では「③健康、安全な生活に必要な習慣に気付き、自分でしてみようとする気持ちが育つ」ですが、3歳以上児では「③健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け、見通しを持って行動する」といった違いもみられます。

新保育所保育士指針では、現行の指針にあったねらい及び内容に加え、基本的事項、内容の取扱い(留意事項)に関する説明も追加されています。今回の改定で最も顕著な変更点といえそうです。

 

③子どもの育ちをめぐる環境の変化を踏まえた健康及び安全の記載の見直し

子育て世帯における子育ての負担や孤立感の高まりや、児童虐待相談件数の増加 (42,664件(2008年)→88,931件(2014年))が背景にあり、見直しが行われています。 

病児保育に関わる内容では、アレルギー疾患を有する子どもの保育、保育中に重大な事故が発生しやすい場面の注意喚起(睡眠中、プール活動、水遊び中、食事中)、災害への備えに関する記載などが新たに加わっています。

またJaSCAが発信する情報の参照元として使っている各種ガイドラインとの一体的な運用を念頭においた記載である点も注目です。

病児保育と密接に関わる感染症対策では「保育所における感染症対策ガイドライン(2012年改訂版」、アレルギー疾患を有する子どもの保育では「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」、事故発生の防止や事故発生時の対応では「教育・保育施設等における事故防 止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」がそれぞれ対応するガイドラインとなっています。

 

保育に関わる人すべてが確認したい「新保育所保育指針」

名前こそ「新保育所保育指針」ではありますが、指針は保育所のみならず、家庭的保育事業等や認可外保育施設など、保育に関わる多くの現場において参照されています。

厚生労働省の通知では「新保育所保育指針」は保育現場の関係者への周知を図るとともに、子育て中の保護者にも理解されることが必要とも明記されています。

ここではお伝えしきれていない変更点もたくさんあります。
この機会に「新保育所保育指針」を確認してみてはいかがでしょうか。

 

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