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【アカデミック導入校に訊く】37.5℃の涙を救おう~群馬医療福祉大学

2017.12.15

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日本病児保育協会が保育士養成校向けに展開している「認定病児保育スペシャリスト(アカデミック)」。
この秋から新たに導入いただいた学校のうちの1校、「群馬医療福祉大学」を訪問しました。

群馬医療福祉大学は半期のカリキュラムに組み込む「授業組み込みプラン」を取り入れています。
(カリキュラムとは関係なく、学生が自主的に学習を進める「自主学習プラン」での導入も可能です)

 

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准教授 田中輝幸 先生

認定病児保育スペシャリスト(アカデミック)資格の検討、学内での提案・調整を行った、導入の立役者。

 

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助教 吉澤幸 先生

授業開始前の2017年7月に「認定病児保育スペシャリスト」資格を取得。
資格取得を通じて学んだ知識や自身の保育・子育て経験をもとに、学生にユニークで楽しい授業を行っている。

 

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助教 矢島崇裕 先生

吉澤先生とともに授業を担当。
各回の授業で使うワークシートは、矢島先生がweb講座の動画や公式テキストからポイントを抜粋して制作している学校独自のオリジナル教材。

 

---まずは、どういった経緯で導入に至ったのかをうかがいました。

 

実は複数の教員が気になっていた資格

【田中】
2014年か2015年ころだったと思うのですが、別の授業の中で”病児・病後児保育”というキーワードが出てくると、学生の何名かがすごく興味を示していたんですね。
私も元保育者なので、さらに詳しく勉強したいなと思って、書店で認定病児保育スペシャリストの公式テキストを購入しました。
そのときはまだ「授業に役立てたい」くらいの思いでした。

2016年度になって、学内で”学部の特色を出していきたい”という話が挙がりました。
様々な資格を調べる中でこの資格のことを思い出しました。
ちょうど同じ時期、吉澤先生もこの資格について調べていたんです。
私も吉澤先生も、元保育者であり、子育て経験もあるので、こんな資格があったらいいなとずっと心の片隅にあったのですね。

 

【吉澤】
私も授業で「先生、(病児保育を指して)こういうのはない?こういうことやりたいのだけれど。」と学生から聞かれることがあって、この病児保育の資格がぴったりではないかと思って調べていました。

 

【田中】
学内の保育・幼児教育関係の先生にも相談して、今がチャンスではないか!?と思い、学部の特色として資格を導入してはどうかと学内で提案しました。
大学名にも含まれる“医療”に講座の内容が近く、“独自性がある”というのが決め手だったと思います。
学内での承認を経て受講を希望する学生を募ったところ、3・4年生併せて58名の学生から応募がありました。

 

---1学年の定員が40名と伺っています。58名という受講者数は驚きの数字ですが、これだけの学生が集まった要因とは何なのでしょうか。

 

受講開始前に”プレ授業”

【田中】
学内で導入手続きを進めていた時に、私の授業内で”病児保育を学んでみたいですか?”とアンケートをとってみたところ、すごく反応が良かったんです。
とはいえ、導入後、実際にどのくらいの学生が手を挙げるかはその時点ではまだ読めなかったです。

この人数になった理由の1つかもしれないのは、受講開始前にプレ授業の時間を設けたことです。
その時間に、いきなり「病児保育とは~」と授業はせずに、まずはドラマ『37.5℃の涙』を見てもらいました。学生の反応もすごく良かったですね。
その後に、資料を使った「病児保育とはこんなこと」の説明や先生方の実体験を含めて、分かりやすく噛み砕いて説明しました。

プレ授業の最後に、「本当に受けたい人は来週までに申込書に記入して持ってきてください」と伝えたら、みんなが持ってきました(笑)

 

---受講開始前に”プレ授業”を行う工夫があったのですね。
こうすることで学生も授業の内容をイメージしやすく、受講もスムーズに進みますね。

 

”病児保育”のニーズは高校生にも

【田中】
実は、夏のオープンキャンパスでも1回だけ、先程お話ししたプレ授業で使ったドラマを高校生に見せたり、病児保育についての資料を配布してみました。

すると、その後に行ったオープンキャンパスのアンケートのほとんどに「将来は、病児保育士になりたい」と書かれていたんです。
病児保育は、高校生や保護者の方の記憶にも残りやすい分野なのかなと思います。

 

【吉澤】
高校生の憧れの職業である「保育士」「幼稚園の先生」「看護師」、そういう憧れの職業がギュッと詰まったのがこの資格ですよね。

保育士・幼稚園教諭にプラスして、認定病児保育スペシャリスト(アカデミック)を持っていると、医療的行為はできないまでも、具合の悪い子がいたら「あれ?これあの病気じゃないかな?」と判断できるじゃないですか。それを知っていると知らないではぜんぜん違う。

もし保育関係の職に就かなかったとしても、自分が親になったときに役立つと思います。

 

---大学のホームページ、それもトップページに「認定病児保育スペシャリスト(アカデミック)」のコーナーを設けていただいています。
授業開始後ひと月ほどの時点で、どのように授業を行っているかもうかがいました。
群馬医療福祉大学ホームページ画像
(上の画像は大学ホームページよりお借りしました)

 

授業では“オリジナルのワークシート”が活躍

【田中】
矢島先生がweb講座と公式テキストの内容をもとに、毎回オリジナルのワークシートを作っています。おおよそ講義3つ分を授業で扱ってから、パソコンのあるLL教室に行ってその分の小テストを受けるという流れでやっています。

 

【吉澤】
一番初めの授業で使ったシートがちょうどあります。このときは、グループワークから入ったんです。

・Aくんが熱を出した
-迎えに来てくださいと連絡を受けた、Aくんのお母さんの気持ち
-早退するAくんのお母さんの同僚の気持ち
-Aくんを預かっている保育士の気持ち

をそれぞれ本人になったつもりで、どんな感情が出てくるかを考えてもらいました。
こうして「病児保育って働くお母さんにとって必要なものだ」と印象づけてから授業に入ることができたので、良かったなと思います。

 

---この日は4年生の授業(病児保育の1日の流れ)を見学することができました。

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矢島先生の指示のもと、学生はワークシート内の選択肢や空欄にふさわしい内容を記入していきます。授業では時に吉澤先生の「こんなときどうする?」といった問いかけに学生が応じたり、グループワークを取り入れたりする場面も見られました。
先生と学生の距離が近く、授業を通じて学生の理解度を高める様々な工夫が感じられました。

最後に田中先生・吉澤先生・矢島先生に「病児保育とは?」のお題でメッセージを書いていただきました。

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先生方が相談されながら著した言葉は、「37.5℃の涙を救おう」。

まだまだ授業が始まったばかりなので、色々試行錯誤しながら、学生にとって良いやり方を見つけていきたいとお話されてはいましたが、病児保育を学ぶことで、配慮が必要な子どもたちの支援ができるこれからの保育者を養成したいという、群馬医療福祉大学様の強い思いを感じるメッセージでした。

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日本病児保育協会では、「認定病児保育スペシャリスト(アカデミック)」を通じて、群馬医療福祉大学様をはじめ、これからの保育を担う世代の病児保育の学びを引き続きサポートしてまいります。

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