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【突撃★隣の病児保育!】「お預かりに上限を設けない」もみの木医院病児保育室に行ってきました!

2013.12.13

 

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今回の「突撃★隣の病児保育!」は、神奈川県大和市で最初に病児保育をスタートした「もみの木医院」からお送りします。

小田急江ノ島線、湘南の空気を感じさせる大和駅から徒歩3分ほどのところにある「もみの木医院」。周辺の家々からは少し一線を画し、雰囲気は洋館といった感じ。

(外観)
もみの木インタビュー外観

 

(もみの木医院の入り口はこんな感じです)
もみの木インタビュー入口

 

病児保育室の室長と副室長の方にお話を伺いました。この素敵な外観の医院では、どのような病児保育が行われているのでしょうか。

 

受け入れに上限を設けない病児保育室

もみの木インタビュー2人

(左が室長で右が副室長です)
―――本日はよろしくお願いします。まずはじめに施設の沿革と現状を教えてください。

病児保育室のスタートは2005年の6月です。利用者の登録数はちょっと正確な数字は分からないのですが、1000名ほどだと思います。年間ののべ利用者数は2012年度で3289名でした。1日平均12.5人ですね。

 

―――12.5人!?すごい数ですね。
そうなんです。全国でも稀だと思うのですが、実はお預かりの人数に上限を設けていなくて。現在は大和市からの委託事業という形でやっているのですが、委託事業になる前から病児保育は行っていまして、最初から定員は設けていないんです。委託事業となったのは2008年で、その後もそれまでのスタンスでやってもいい、と市の方からも言っていただいて、現在も定員なしを貫いています。(本来の委託事業は大和市在住の4名お預かりが原則)

 

―――定員を設けていないとなると、これまで最高で何人のお預かりがあったのでしょうか。

去年の冬に37名のお預かりというのがありました。あの時はほぼフルでスタッフが入っていましたね。保育士だけでも10人以上入っていました。逆にお預かり0人ということがここ4年くらいは無いですね。開設当初はあったのですが・・・年々利用者は増えていて、今日(2013年7月10日)も17名のお預かりです。

 

―――お預かりの人数に上限を設けていないということは、スタッフの方の働き方はどのようになっているのでしょうか。

保育スタッフの働き方は流動的ですね。今日は4人の保育スタッフと看護師が1人で、お子さんをだいたい1対3でみています。朝の引き継ぎが8時から10時で、その時間は初めての環境で泣いてしまうお子さんがいたりして大変なので、常勤のパートの方2名にも入っていただいています。10時の段階で、その日のお預かり状況から判断して、パートの方にそのまま保育に入っていただくかどうかを決めます。

また、夕方勤務の方も1人いて、朝の段階でその方に来ていただくかどうかを決めます。看護師は、医院の方に勤めている方が各曜日ごとに必ず一人病児保育室の方に入っていただいています。

 

(病児保育室の入口)
もみの木インタビュー病児保育室入口

(保育室の様子)

mominoki

 

 

年間2000万の赤字、それでも地域への恩返しに

もみの木インタビュー室長

 

―――それだけスタッフ数を抱えていると人件費も相当かかるのでは・・・

そうですね(笑)年間2000万の赤字で、そのほとんどが人件費です。赤字というのは言葉が足りてませんが。病児保育室のみだと完全に赤字ですが、医院の方と合わせて全体の収支で見れば何とかやっていけています。これは院長の考え方でして。医院の方を地域の方々に支えていただいているので、その還元としての病児保育室なんです。

委託事業になってスタッフを増員したので、収支バランスは昔から同じですね。今後補助金が増額されたとしても、やはりスタッフを増やすつもりです。敷地面積的にはまだまだお預かりできる余裕はありますので。

 

―――医院の資産を病児保育室に再投資している、というわけですね。そうすると、お預かりの料金の方は?

一般的な病児保育室は1日2000円から3000円だと思うのですが、うちも委託事業になる前から2000円でやっています。また、お預かり日数が増えてくると、やはり家計にとって負担になってしまうので、利用料金を1000円、500円と下げていきます。

 

―――500円で病児保育室を利用できるとは・・・とことん利用者目線でやっているのですね。利用者数が増えるのもうなずけます。

料金に加えて利用のしやすさもあると思います。利用の予約は前日ではなく当日の朝に行っていただきます。それで8時半ごろから院長の診察を受けていただいて、そこをクリアすれば基本的にお預かりをお断りすることはありません。

お預かりできない可能性があったら、保険にすらなりませんもんね。全員をお預かりするということを大前提にして、そのためにはどうすればよいか、という発想でやっています。

 

―――スタッフ同士の連携は?
毎週金曜の昼時に、常勤スタッフ全員が集まって保育士会議を開いています。1時間ほどですね。日々のことや、ヒヤリハット、また外部の研修会の学びの共有などを行ってます。病状などのことについて学ぶのは主に看護師の方からですね。その都度気になることを聞いて一緒に見て学んでいくという感じです。

あとは、県の巡回アドバイザー制度(認可外の施設に保育士や栄養士、保健師、臨床心理士などが半年に一回ほど訪れて、現場の疑問に答える)を活用したり、県主催のセミナーなどに参加しています。
(隔離室も複数完備)
もみの木インタビュー隔離室
(空いている隔離室でお話を伺いました)
もみの木インタビュー風景

 

―――人的環境、物的環境ともにすばらしい「もみの木医院」。病児保育の今後についてお聞かせください。

やはり「周知」という部分ですよね。登録にくる方に認知経路を聞くようにしているのですが、「こういうものがあるだなんで知りませんでした」という方が結構いらっしゃいます。一度、地域の情報誌に取材されたことがあるんです。すると、その記事を見た60歳くらいの女性から「こういった施設を作ってくださってありがとうございます」という電話をいただいたりもしました。

あとは、たとえ一つ一つの施設の定員が少なかったとしても、施設数が増えていかなくてはならないと思います。大和市に最近2つ目の病児保育室ができたのですが(平成25年7月1日開設)、それが決まったときには手を叩いて喜びました。仲間が増えるって。

また、子どもが普段通っている保育所で、病気のときも当たり前にお預かりできるようになれば、と思います。「自分たちだけが頑張ればいい」ではなく、全国的に発展してほしいということは常々考えています。

 

(先生もとても物腰柔らかな方でした)

もみの木インタビュー斉藤先生

 

キャプチャ

キャプチャ

 

 

 

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