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突撃★隣の病児保育 地域みんなで子育てを!ママンプールに行ってきました!

2014.01.17

【突撃★隣の病児保育】第11弾は横浜市鶴見区にある病児保育室ママンプールのインタビューをお届けします。一昨年4月に横浜市からの委託を受け、鶴見区内2つめの病児保育室としてオープンした病児保育室です。

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ママンプールは昭和28年開業の飯山医院(内科、小児科、循環器内科、糖尿病内科)に隣接した医療機関併設型の病児保育室です。飯山医院の院長兼ママンプール責任者である荒井慶子先生にお話をうかがいました。

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(お話をうかがった荒井慶子先生(写真中央))

 

――― 一昨年4月から病児保育を始められたきっかけを教えてください。

飯山医院での小児科診療の中で、他の病児保育室を利用するお子さんを診察する機会が少しずつ増えるなど、病児保育の必要性を実感することが多くなってきていました。(注:横浜市が委託している病児保育室を利用する際は、利用前にかかりつけ医の受診が必要です。)

ちょうど横浜市の病児保育委託事業の募集タイミングとも一致したこともあり、応募させていただいたという経緯です。幸い飯山医院に隣接するこの場所も確保できましたので、大幅な改装を経てスタートいたしました。

 

――― 改装にあたって、どのようなことを重視されましたか?

できるだけ日当たりのよさを確保すること、お子さんにおうちにいるような安心感を持ってもらえるスペースづくりを心がけました。隔離室(2部屋)のガラスも大きくしたのは、「隔離」されているという不安感をお子さんに感じさせないための工夫です。通常のスペースで保育するスタッフも隔離室の中にいるお子さんの様子がよくわかりますから、何かあってもすぐサポートにかけつけられるメリットもありますね。

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(隔離室(真ん中で2部屋に分けることができます))

 

――― 現在のお子さんの利用状況を教えてください。

1日の利用定員は4名(うち2名まで隔離室での保育可能)です。登録者数は現在、350名です。昨年の夏は手足口病の流行もあり、キャンセル待ちが出る日もありました。

私自身が毎日往診してお子さんの様子を確認していますが、2歳までのお子さんの利用が大半です。開室前は幼稚園くらいの年齢のお子さんの利用が多いのでは?と思っていましたから、自分の気持ちを言葉でうまく伝えることが難しい年齢のお子さんの保育はさぞ大変だろうと、現場で保育にあたるスタッフには頭の下がる思いでいっぱいです。

 

――― スタッフの方はどのように病児保育に関わるスキルアップに取り組まれていらっしゃいますか?

私自身が毎日往診していますので、気がついたことは日々改善するように伝えていますし、スタッフ間で意見交換をする場も設けています。そのほかには近隣で連携をとっている病児保育室(同じ鶴見区内にある病児保育室「こもれび」は【突撃★隣の病児保育】第6弾としてご紹介)とは勉強会を行っていて、今後も続けていきたいですね。登録や利用も重複していることも多いですし、お子さんの保育の安定性を確保するためにも、必要なことと考えています。

 

――― こちらで勤務されているスタッフの方は病児保育室の開室にあわせて採用されたのでしょうか?

はい、開室にあわせて全員のスタッフを採用しました。現在は看護師2名、保育士6名が交代で保育にあたっています。必ず看護師と保育士が1名ずつおります。全員がママンプールで初めて病児保育に関わるスタッフでしたので、採用にあたっては「人柄」を最も重視しました。

 

――― 「人柄」重視ですね。病児保育室の場合、看護師と保育士が一つの職場で勤務することになりますが、先生はどのように職種の異なるスタッフを指導されていますか?

「人柄」を重視したことが、現在のスタッフ間の「チームワークのよさ」につながっていると思います。開設前は看護師、保育士という職種の違いによるコミュニケーションギャップを心配していましたが、杞憂でした。開室当初からすべての業務を職種の分け隔てなく行うことを重視してきました。保有資格の違いによって「この仕事は保育士の仕事」「あの仕事は看護師が」というような区別は、医療処置以外は一切していません。

今のところ医療が必要な緊急の事態があまり生じていないことも大きいとは思いますが、スタッフ間の連携はうまくとれていると思います。

 

――― ママンプールでの病児保育の中で、嬉しかったことや印象に残っていることはありますか?

ここ最近、リピーターの方が増えてきているのは嬉しいですね。
もう1つは「ここにおとまりしたい!」といったお子さんがいらしたことです。
お子さんがスタッフと信頼関係を築くことができたと感じられる一言でしたし、その一言を聞かれた親御さんも安心されたのではないかと。

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(この日病児保育を利用されていたお子さん。終始ごきげんで、カメラ目線もバッチリ☆)

 

――― 「ここにおとまりしたい!」は、親御さんの安心感がぐっと増す名言ですね。荒井先生ご自身もお仕事と子育てを両立されてきたとうかがっていますが、ご自身の子育て時と今の子育てを比べてみて、どのようにお感じですか?

子どもが病気の時、以前は祖父母など、家族内の誰かの手を借りることで看病を乗り切っていました。私自身が子育てをしている時は少なくともそうでした。でも今、病児保育が必要なお子さんがいらっしゃる世代では祖父母とも仕事されている方も多いですし、子育てに自信がなく一日中の保育は無理、病気を持っているなど、様々な事情をお持ちです。
ほかにも核家族化やひとり親の方の増加など、家族内にとどまらないサポートが必要な時代ではないでしょうか。実際にママンプールを利用されているお子さんの中には、ママンプールへの送迎だけは親御さんに代わって祖父母の方が対応という方もいらっしゃいます。誰か1人に片寄ることなく、シェアして、できることをできる方がやれるようになればいいと思います。

 

――― 荒井先生から親御さんへのご要望などはありますか?

病児保育室を利用するご家庭をみると、ママだけではなく、パパも一生懸命仕事と子育ての両立を目指していることがよくわかります。病児保育は私たちもお手伝いしますので、大丈夫です。
共働きのパパ・ママに申し上げたいのは、お仕事以外の時間でお子さんと接する時はぜひお子さんに集中していただきたいということです。子どもはなかなか本心を言わないですが、すごくいろいろなことを考えているし、親のこともよく見ています。病児保育を利用するような小さい年齢のうちに、親御さんがお子さんのことをよく見ていないと、大きくなった時に何らかの影響が出てしまうのでは?と思ってしまいます。私自身、子どもが保育園の時に当時の園長先生からこのお話をうかがって仕事以外の時間は子どもに集中するよう心がけるようにしてきましたが、心がけてよかったと思っています。今、子育て中の方にも、ぜひおすすめしたいです。

 

――― ありがとうございます。私たち事務局スタッフも子育て中ですので、先生のお言葉はとても説得力があります。ホームページでご紹介することで、現在子育て中の方にもぜひお伝えしたいです。最後に病児保育について一言、先生からのメッセージをいただけますか?

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荒井先生のメッセージ:「地域みんなで子育てを!」

2025年には1.8人(20歳から64歳まで)で1人の高齢者(65歳以上)を支える時代が来ます。すでに子どもの数は少ないのですから、その子どもたちがきちんと育って社会に貢献するために、地域全体のサポートが必要だと思います。地域全体でサポートできることの一つとして、病児保育に取り組んでいきたいです。

 

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