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【突撃★隣の病児保育!】鹿沼市 おがわ病児保育室に行ってきました!

2014.06.06

「突撃★隣の病児保育」第13弾は、栃木県鹿沼市にある「おがわ病児保育室」。栃木県内にある病児保育施設では、初めてのご紹介となります。

インタビューは、「おがわ病児保育室」の責任者であり、「小川こどもクリニック」の院長である小川真司先生、副院長の小川恵美先生、病児保育室に勤務されている伊佐野貴子さんの3名にお話をうかがいました。
(伊佐野さんは、当協会認定の病児保育の資格「認定病児保育スペシャリスト」です。(伊佐野さんへの認定者インタビューは、別記事ですでに公開中です。)

おがわ病児保育室

(写真左より、伊佐野貴子さん小川恵美先生小川真司先生

―――こちらにうかがって、まず1階の入口が3つに分かれていることに驚きました。
(下の写真1階に見える入口、右側から通常のクリニック入口、隔離が必要なお子さんが利用するクリニック入口、おがわ病児保育室入口の3つあります。建物の1階が小児科の「小川こどもクリニック」、2階が「おがわ病児保育室」となっています。)
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こちらの保育スペースもゆったり作られていますね。1日あたりのお預かりが4名までとは思えないほど、広々しています。

(院長) はい、クリニック(小児科)を開業するにあたって、病児保育室をやろうとは決めていましたから、あらかじめスペースを設計していました。2つに分けることができる保育スペースと、奥に安静室(隔離が必要なお子さんが利用)、シャワー室を設けています。   P1010285

(病児保育のスペース、写真左側にあるガラス扉の奥が安静室になります)

―――シャワー室があるのですね。
(伊佐野さん) 胃腸炎のお子さんがいると、シャワー室を使うことが多いですね。昨日も使いました。身体を洗ってあげるとさっぱりしますし、お子さん自身も気持ちいいですからね。

 

―――クリニック開設時点で、小川先生が病児保育を始めようと考えられていたきっかけを教えてください。
(副院長) 自分の子どもが病児保育を利用していたからですね。 当時自分が勤務していた(千葉市にある)病院の院内保育でも病児保育は利用できましたし、先輩勤務医のお子さんも市内にあった病児保育施設を利用しているのを目にしてきましたので。
(院長) 当初は開設する気はなかったのですけれどね (笑)。

 

―――2010年5月に小児科のクリニックを開業し、翌年2011年4月に病児保育室を開設ですから、準備期間は1年弱でした。当初、院長先生が病児保育を開設される気がなかったとはとても思えないのですが、病児保育室の開設準備はいかがでしたか?
(院長) もともと鹿沼市内では病後児保育のみ実施されていました。 病児保育について市に相談した際、市の担当者は「病児保育の需要はないのでは?」という反応でした。ですが、他の地域でも病児保育が始まる気運が高まっているのを感じていましたし、鹿沼市内で実施するなら自分が一番に!と思っていましたので、頑張りました。

 

―――1日あたりのお預かりは最大4名までとうかがっています。どのようなお子さんの利用が多いのでしょうか?
(院長) 登録者数は200名弱です。開設4年めに入りましたが、年々順調に登録者数は増えています。病児保育を利用するために、1歳をすぎてからクリニックを利用されるお子さんもいます。
(副院長) 1歳~3歳までのお子さんの利用が最も多いですが、先日は生後3ヶ月のお子さんのお預かりもありました。鹿沼市からの委託を受けていますので、市からは保育園を利用できる月齢(生後9週)からのお預かりに対応するよう、リクエストをいただいています。冬など忙しい時期は、1日4名のお預かりを超える希望をいただくこともありますね。

 

―――病児保育を実施するにあたって、重視されていることは何ですか?
(院長) 当たり前のことですが、お預かりするお子さんの安全ですね。朝の受け入れの際に診て、お昼は必ず診るようにしています。元気のないお子さんや呼吸が苦しそうなお子さんは、それ以外の時間も2階にあがって診ていますね。 また、病児保育室にはカメラをつけて、1階のモニター画面をチェックしています。 お昼寝の時、うつぶせ寝が好きというお子さんが結構いまして。うつぶせ寝によるリスクが気になるので、特に注意してチェックしています。

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(2階病児保育室のカメラ)
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(1階クリニックのモニター画面)

 

―――現在の病児保育室スタッフの体制は、どのようになっていますか?
(院長) お預かりの際は保育士1名、看護師1名の2名で対応しています。 保育士は認定者の伊佐野さんを含め3名、看護師はクリニックから交代で入っています。

 

―――保育士の方は、他の病児保育施設で病児保育のご経験があった方を採用されましたか?また採用にあたって、先生が重視された点はありますか?
(院長) いいえ、伊佐野さんを含め、スタッフ全員が病児保育はおがわ病児保育室で初めてです。採用にあたっては、そうですね、他のスタッフとうまくやっていけそうか、常識的な人柄であることなどを重視しましたね。
(伊佐野さん) 私は保育士資格を持っていたのですが、出産後しばらく専業主婦の期間が続いていました。専業主婦の間は「病児保育」ということは全く知らず、周りのママ友が職場に復帰してお子さんの体調不良に苦慮する姿をただ見ているだけでした。患者としてこちらのクリニックを利用していたのですが、診察に来ていた時にこれから病児保育がはじまると聞いて、「人の助けになる病児保育の仕事って、すごくいいなぁ」と思って、先生に声をかけてみました。 実際、病児保育の仕事をはじめてからは、病気に対しての対応に追われる日々でした。半年くらいすぎた頃でしょうか、ようやく身体が動けるようになってきました。他のスタッフの方をみても、みなさん頑張りやさんが多いと思いますね。

 

―――これまでの4年間で思い出に残っている病児保育はありますか?
(伊佐野さん) 始めて1年はなかなか浸透していかなかったのですが・・・。 最近は、おばあちゃんがお孫さんを連れてきて、「娘が(病児保育があって)助かるって言っていました」など、嬉しいお話を聞かせていただくことも増えてきました。 また、お迎えに来たお母さんが、お子さんの笑顔をみて「元気そうでよかった」「助かりました」と言われると、こちらもよかったと思えてきます。

 

―――伊佐野さんをはじめスタッフの皆さまがスキルアップするため、何か小川先生が実施されていることはありますか?
(院長) 東京に行けば病児保育に関する勉強会が開催されているのは知っているのですが、スタッフにも家庭がありますし、丸1日かけて派遣するというのはなかなか難しいです。 だから、「認定病児保育スペシャリスト」はwebで勉強できると聞いて、これだ!と。これなら絶対に勉強してもらえる!と思って、伊佐野さんにすすめてみました。資格をもったスタッフが勤務していることで、病児保育室を利用する親御さんの信頼感につながると思ったこともあります。
(伊佐野さん) 認定試験(2次試験)の対策は口頭試問ですので、どんな切り口で問題が出ても大丈夫なように、他のスタッフに想定質問を出題してもらいました。特に心肺蘇生などは、先生にも指導していただくなどして、実践練習を積み重ねました。私が職場で認定試験対策の勉強をすることで、他のスタッフにも知識が共有される効果があったと思います。

 

―――おすすめいただいて、本当にありがとうございます。では、「おがわ病児保育室」のここは!というアピールポイントはありますか?
(伊佐野さん) 普段からクリニックでお子さんを見ている看護師さんが、病児保育室で保育するということが大きいと思います。 普段のお子さんの様子について情報を持ってきてくれるので、私たち保育スタッフも安心して保育にあたれるということもありますし、お子さんを預ける親御さんも「いつもの看護師さんがいる !」ということが安心感につながると思います。 あと、親御さんはお迎えに来ると、1階のクリニックで先生から直接お子さんの症状についてお話を聞いてから、2階の病児保育室にあがってきて、私たち保育スタッフから終了時の引継ぎという流れになります。

 

―――先生と保育スタッフの両方からお子さんの様子を聞くことができるのは、親御さんも安心できますね。最後にこの企画恒例、病児保育について一言!メッセージをいただけますでしょうか。

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「こどもは社会の宝です!」

(副院長) 私も自分の子どもを病児保育に預ける時にとても後ろめたい気持ちがありました。 具合の悪い自分の子どもを預けて、自分は他のお子さんを見るなんてどうなの?という情けない気持ちも正直ありました。 でも地域で、みんなで育ててもらうと思うと、自分も社会に貢献しているし、みんなでやればいいんだなと理解してやってきましたので。

 

―――院長先生、副院長先生、伊佐野さんのチームワークが素晴らしく、楽しくインタビューさせていただきました。本日はありがとうございました。

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