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【突撃★隣の病児保育!】「病児保育の仕事をしていて本当に良かった」医療法人社団小坂成育会こども元気!!クリニックに行ってきました!

2013.05.31

 

小坂インタビュー⑤

 

「突撃★隣の病児保育!」
今回は医療法人社団小坂成育会 こども元気!!クリニック編です。

医療法人社団小坂成育会 こども元気!!クリニックは、東京都中央区に所在し、小児科クリニックと病児保育室とが併設されています。今回は、病児保育室でお勤めになっている保育士の方にお話を伺いました。

 

人の役に立つ仕事を でも初めは毎日辞めたかった

小坂インタビュー①

 

 

―――――病児保育という分野で働くことになったきっかけを教えてください

前職では、幼稚園と学童保育で、母子のケアのような親子講座をやっていました。第一子を出産し専業主婦になりましたが、なにか人の役に立つ仕事がしたいなと考えていました。

小坂先生の「あすなろの木」(小坂成育会運営の子育て支援事業)を知り、面接を受けて、一緒にやろうという話になりました。それまでに自分がやってきたことと、そこでやることとが合わさって人の役に立てればいいなと思いました。

病児保育というものは、もともとは知らなかったんです。面接時に病児保育室の見学もさせていただきました。働くお母さんの心の支えとなる場所があることを知って、とても衝撃を受けました。幼稚園・学童・そして母親としての自身の経験が生かせれば、と思いました。

 

―――――自身ができることで社会の役に立てるということはすばらしいことですね。病児保育の現場で働いてみて、想像と違うな、ということはありましたか?

病児保育の知識がまったく無かったので、あまり想像というものをせずにいきました。初日は6人のお子さんのお預かりがあって、1人すごく泣いている子がいたんです。その子を安心させることばかり考えていて、初日はいっぱいっぱいで終わりました。すーっといろいろなことが入ってきた、という印象です。

ただ、はじめの一年間くらいはとてもきつかったです。続けようか辞めようか毎日悩んでましたね。

 

バカな話でもいいから、子どもの前では笑っていたい

―――――それはどうしてですか?

幼稚園や学童では、生活リズムだとか、どの曜日になにをやるか、といったことが決まっているんです。一方で、病児保育の現場では、一日の大まかなスケジュールは決まっているものの、幼稚園や学童とは勝手が違いました。その調節がとても難しかったからです。

たとえば、具合が悪く一口も食べずに寝ようとする子どもがいたり、お昼寝の時間は12時からと決まっていたのにも関わらず、9時頃から寝てしまう子どもがいたり。

複数の子どもを預かっているので、一人の子どもの生活リズムが狂うと、他の子のリズムまで狂ってしまうんですよね。子どもの状態や性格、たくさんの要素を組み合わせて、どういう風に一日一日を組み立てていけばよいか、家に帰ってから、ロールプレイングのように悩んでいました。

 

―――――病児保育ともなると、特有の難しさというものが出てくるのですね。そういった難しさはどのように克服していきましたか?

自己判断ももちろん大切ですが、看護師・医師、そしてスタッフ同士の連携・相談が大切です

幼稚園では、二人の教諭でクラスを持ち、誰かに相談するでもなく自己決定をしていました。そういった意識のまま働き始めたのですが、「周りにもっと甘えなさい」というようなことを一年間言われ続けました。

鼻水を吸った方がいいのか、吸わない方がいいのか、また下痢の子どもが持ってきたお弁当の中のこれは食べていいのか、など小さなことであっても、頼りにしている看護師の方に相談したり、スタッフに「こういう感じなんだけどどうだろう?」といった風に相談して、周りの人の意見や専門知識にとても助けられました。そういった連携で成り立っているのだなあ、と。

周りの人があってこその自分の仕事なんだなあと思っています。だからこそ続けてこられたのだと思います。スタッフ同士がお互いを信頼して和やかな雰囲気を作ることは、子どもにとってもとても大切なことです。

大人同士が上手くいっていないと、子どもはその空気感が読めますからね。子どもも、この人には頼ってよいのか、この人には聞いてよいのか、この人には言ってよいのか、と悩むことが余分な負担になるんです。バカな話をしてでもいいから、スタッフは笑っている状況で子どもを見ていたいと思っています。

 

「おおらかに」そんな精神に救われた

小坂インタビュー②

 

 

―――――病児保育の現場では、仲間である他の保育士の方や、支えてくれる看護師・医師の方とのコミュニケーションも非常に大事なのですね。では、お子さんとは普段どのように接しているのでしょうか。

幼稚園や学童では比較的大きな子と接していたので、この仕事を始めて小さい子とまた触れ合えることが嬉しかったです。絵本やおままごと、安静にできる道具を使って、子ども自身がしたい遊びを安心・安全にできるようにサポートするようにしています。

ただ、楽しすぎて遊びすぎてしまうこともあり、ベテランの保育士の方にもっと休ませろと言われてしまったこともあります笑 そういったさじ加減が難しかったですね。

そんなときは年配の方に教わることが多いですね。子どもとの接し方のさじ加減に悩んでいた時に、「型にはめずに良い加減でやればいいのよ~」と言われ、それがとても支えになりました。

病気の子だからといって、「大丈夫!?」と慌てるのではなく、おおらかさをもって接した方が、子どもも、そして一緒に働くスタッフも安心できることを学びました。

 

―――――親御さんとのコミュニケーションで意識していることはありますか?

たとえ親御さんが持たせてくれた弁当であっても、下痢・嘔吐のお子さんにとっては、食べない方がいいものもあります。下痢・嘔吐と診断された場合には、医師・看護師と相談して、お弁当を食べさせてよいか、またはお粥などを作るか、ということを決めます。

弁当を食べさせないとなったときには、親御さんに不快感を与えないように伝えることを意識しています。なかには、下痢であればそういったものを食べてはいけない、と伝えられることを嫌がる親御さんもいます。

しかし、それで伝えなければ、家に帰ってから食べるべきではないものを食べてしまい、症状が回復するどころか悪化することさえあり得るので、たとえ自分が嫌われようとも伝えるようにしています。

ただ、そこは工夫して、「こういうもの、子どもさんは食べたがりますよね」といった風に親御さんに共感を示したうえで、看護師と自分たちで作成した、胃腸炎の子どもが食べてもよい、食べると良い食事というプリントを渡すことで、しっかりと伝えながらも、朝出勤前で時間がない中、お弁当を作った親御さんの努力を無視しないような形で伝えるようにしています。

 

この仕事をやっていて良かったな、と本当に思います

小坂インタビュー④

 

―――――病児保育の現場では、お子さんだけでなく、親御さんとも信頼関係を築くことが大切ですよね。いままで様々な保育を経験してきたことと思いますが、その中でも最も思い出に残っているものを教えてください。

1,2年前、インフルエンザにかかった、小学三年生の身体の大きな男の子を預かったときのことですかね。

症状が重くて一日中寝ていたんです。朝はお母さんにおんぶされて入室して、トイレにも一人では行けず、自分がおんぶして連れて行きました。男の子でも、具合が悪いときには大人に甘えて、それで強くなっていくんだなあ、としみじみ思いました。「おんぶして」、と子どもが頼ってくれることは幸せなことだなあ、と。

お迎えのとき、お母さんが残業で来られなかったんです。そこで、特例として、タクシーで自宅まで送ってあげました。でも実はお母さんは仕事ではなくて、ご自身もインフルエンザにかかってしまっていて。

それでも、ふらふらの状態で起きてきてくださって、「ありがとうございました」と頭を下げてもらい、この仕事をやっていて本当に良かったな、と思えました。

 

小坂インタビュー③

 

―――――病児保育は、子どもの成長に寄り添うとともに、働く親御さんを支える、重要な役割を果たしているのですね。最後に、今後の病児保育に対する想いを教えてください。

働く親御さんの役に立っていることは間違いないですが、17時半に迎えに来なければいけないというのは、やはり大変なんだろうな、と思います。

しかし一方で、1歳くらいの子どもだと、17時くらいになると、親御さんのことが恋しくなり、母乳が飲みたくなってくるんです。こうした生理的な面では、17時半までというのは長いのかもしれないな、とも思います。どちらの側面も正しいと言えるので、難しいところですね。

区外からの利用者もこの2、3年で増えてきました。病児保育という概念の認知度も上がってきていると思います。自分にも子どもがいるので、仕事に振り回されないように、と思っていましたが、小坂先生の親御さんを助けようという想いを強く感じるので、自分にできることを、この病児保育という現場で発揮できたらな、と思っています。

 

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今日、ますます必要とされている病児保育。社会に必要とされるこの仕事も、現場の方々の子どもを想う気持ち、保育者同士の連携、さらには保護者の方との連携により成り立っています。社会全体で子どもを見る、親御さんはもちろん、全ての大人たちが子どもたちを見守る社会。そんな素敵な社会のあるべき姿が見えてくるようなインタビューでした。

 

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