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【突撃★隣の病児保育!】職員の「病児保育」利用ニーズを具体的な施策に!日本の宇宙開発利用を支えるJAXAの取り組み

2015.07.21

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今月は国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーに任命されている油井亀美也宇宙飛行士がソユーズで飛び立つ予定、来月8月には宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)が打ち上げ予定と、大きな話題が続く国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXAと表記)。

男女共同参画推進室では「安心して出産・子育て・介護を行える環境の整備」のため、『病児保育』に取り組んでいます。普段なかなか目にすることのできない、組織としての病児保育に対する取り組み。
【突撃★隣の病児保育!】第16弾でお届けします!

 

病児保育は子育て中のJAXA職員にとって切実なニーズ

 

―――まず、男女共同参画推進室の活動について、教えてください。

2013(平成25)年10月に男女共同参画推進室が発足しました。
JAXAは文部科学省の女性研究者研究活動支援事業(一般型)に参加して、男女共同参画を推進しています。
「安心して出産・子育て・介護を行える環境の整備」をはじめとする具体的な6つの取り組みを行っており、女性研究者の在職比率など本年度(平成27年度)末に達成するためのいくつかの数値目標も設定して、取り組みの成果を客観的にフォローするよう努めています。
(詳しくは→こちら
男女共同参画推進室ではこの事業を女性研究者に限定するのではなく、事務職員を含めた全職員に対して行い、JAXA全体の働き方の改善、新しい働き方につながるように活動しています。

 

―――現在JAXA職員が利用できる子育てに関する支援制度には、どのようなものがありますか?

「産前・産後休暇」、「配偶者出産時の休暇」、「育児休業」、「子どもの看護休暇」があります。
対象となる職員は約1500名です。
ここ5年を平均すると、年間で産前・産後休暇が10数名、配偶者出産時の休暇(3日以内)が50名程度、それぞれ利用していますので、1年間に0歳児の子育てをしている職員が60名程度発生していると認識しています。
子どもの看護休暇(未就学児対象、1年に5日以内)も年間50名~80名程度利用している職員がいます。育児休業については、平成25年度に女性13名、男性も2名取得しています。
このほか「育児短縮勤務」及び「育児短時間勤務」の制度もあります。

 

―――『病児保育』が組織の課題として認識された経緯はいかがでしたか?

男女共同参画推進室の発足後すぐに女性職員を中心に聞き取り調査を行ったところ、子育てと仕事の両立で困っていることとして「子どもの突然の病気」があげられました。
その後全職員を対象としたアンケート調査(平成25年度)を実施したのですが、子育てと仕事を両立する上で困っている・不安に思っていることのトップが「子どもの病気など突発的な時の対応を頼める人がいないこと」でした。
聞き取り調査とアンケート調査の両面から職員の『病児保育』利用ニーズが高いことが実証できましたので、具体的な施策の検討を開始しました。

 

―――これまでで、病児保育についてどのような取り組みが行われてきたか、あるいは現在検討中の取り組みがあるかなど、教えていただけますか?

はい、筑波宇宙センター内に事業所内保育園(JAXAほしのこ保育園)を設けていることもあり、最初は事業所内に病児保育施設を設けることを検討しました。しかし、各地に事業所が分散していることもあり、自宅での保育が可能なベビーシッターサービスの導入を検討しました。
検討を進めている中、子育て中の職員からは「子どもの看護休暇(年間5日間取得可能)では子どもの病気に対応しきれない」という声や、子どもの病気のため急に仕事を休むと業務に支障をきたしかねないので、現状の(看護休暇)制度だけでは不十分という声もあがってくるようになりました。

『子どもの病気の時でも安心して仕事ができるような仕組みづくり』が急務ということで、今年(平成27年)2月より病児保育が必要な職員の自宅にベビーシッターを派遣(利用料の一部補助)する仕組みを試験導入しています。
試験導入によって、子どもの病気の時にこの仕組みを利用して出勤できる職員が、少しずつですが出てきています。本年度(平成27年度)の状況をみて、本格的な導入を行うかどうか検討を行う予定です。

 

―――おっしゃるように、病児保育は大きく施設型と訪問型(自宅にベビーシッターを派遣する)の2種類があります。
JAXAでは訪問型の病児保育について試験導入が始まっているということですね。
現在、男女共同推進室では3名の職員の方に当協会の「認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座」を受講いただいています。これまでにお話をうかがったように、組織として病児保育に取り組まれる過程で講座受講に至ったのだとは思うのですが、もう少し詳しい経緯を教えていただけますか?

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「認定病児保育スペシャリスト」資格取得web講座受講中のJAXA男女共同推進室職員のお2人(写真右より真田智子さん、常田道惠さん)
インタビュー当日に欠席の久次奈美さんからも別途文書で回答いただき、この記事に反映させていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

病児保育に必要な質の基準が
「認定病児保育スペシャリスト資格取得
web講座」で初めてわかった!

 

これまでにお話しした通り、病児保育が必要だということは男女共同参画推進室の発足後早い段階でわかったのですが、次の段階で病児保育として何か必要なのか、質を担保するのにどのような要素が必要なのかがわからず、困ってしまいました。

現在試験導入している仕組みでは職員の自宅で保育者とお子さんが1対1の保育になりますから、それに伴うリスクもあります。

そこで病児保育に関する団体やサービスの質について調べたところ、日本病児保育協会の「認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座」を見つけました。受講決定前に公式サイトでサンプル動画を視聴し、公式テキストを購入してあらかじめ学習内容をイメージすることができたのは、受講を判断する際に大きかったですね。

試験導入の段階ではありますが、JAXA職員に安心して(病児保育の)ベビーシッター派遣の仕組みを利用してもらえるよう、男女共同推進室側でも職員の専門性を高めたほうがよいと判断して受講を決断しました。

 

JAXA職員に安心して病児保育を利用してもらうために、
web
講座で学んだ「病児保育に必要な質の基準」を活用したい!

 

―――ありがとうございます。ではこの「認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座」での学びを、今後男女共同参画推進室の施策にどのように活かしていきたいとお考えですか?ぜひお知らせください。

病児・病後児保育の支援制度について、今後もうまく運営していけるよう制度を改善していきます。
現状、多くの職員は病児保育について、よくわかっていない状態です。
極端な話「病児保育って、病気の時ただそばで見ていればいいの?」と思われがちです。

病児保育を必要としているJAXA職員に対して「『病児保育』とはこういうものだ」と説明し、サポートしていくためにweb講座での学びを活用したいと考えています。

また、「ここまですることが『病児保育』」という判断基準があることで、ベビーシッターに依頼する際も『病児保育』としてここまでは満たしてほしいという基準に基づいた要望を出す、また出した要望が満たされているかどうかを確認するためにも活用したいと考えています。

 

―――では、最後にこの企画恒例です。
「JAXA男女共同参画推進室にとって『病児保育とは』?」を、一言で教えてください。

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ワーク・ライフ・バランスの実現です。

職員が安心して『病児保育』を利用できる環境を作ることが「安心して出産・子育てを行える環境の整備」であり、仕事と育児の両立のために必要不可欠と考えています。

 

―――引き続き男女共同参画推進室が病児保育に取り組まれることで、JAXA職員の方が安心して出産・子育てが行える環境が確立され、JAXA全体の働き方の改善、新しい働き方につながることを強く願っています。
本日はお話をうかがわせていただき、本当にありがとうございました!

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