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【突撃★隣の病児保育!】訪問型病児保育のパイオニア*認定NPOフローレンスの看護師さんにインタビューしました!

2015.11.12

今年はTBS系の連続ドラマ「37.5℃の涙」などで社会的に注目を集めた、訪問型病児保育。ドラマの原作漫画のモデルとなった、訪問型病児保育のパイオニア 「認定NPO法人フローレンス」の看護師 神郡芙貴子(かんごおりふきこ)さんにインタビューしてきました。

神郡さん

訪問型病児保育における看護師の役割

——–まず初めに、フローレンスの病児保育について教えていただけますか。

フローレンスは会員制の訪問型病児保育を行っています。会員さんのご自宅に保育者が伺って、お子さんを一対一で病児保育します。一対一保育なので、お子さん一人ひとりに寄り添った保育ができますし、ご自宅なので、お子さんが慣れた環境で過ごせることも回復の後押しをすると考えています。

——–フローレンスの保育者になるにはどのような資格が必要なのですか?

フローレンスの保育者は、「子育て経験12年以上」または「保育実務経験1年以上」のいずれかが採用条件となっています。保育士資格や認定病児保育スペシャリストの資格を持つスタッフもいますよ。ちなみに、フローレンスでは保育者のことを「こどもレスキュー隊員」という愛称で呼んでいます。

——–では、神郡さんのような看護師はどのような役割をされているのでしょうか。

通常は事務局で勤務をしています。私たちナースの役割は、こどもレスキュー隊員に研修を通じていざという時の介助方法やお子さんの観察ポイントをしっかり身につけてもらうこと。また、現場のこどもレスキュー隊員が判断に迷うときに適切なアドバイスを行うことです。こどもレスキュー隊員は迷ったらすぐ事務局に電話をするフローになっています。
病気のお子さんをお預かりするため、こどもレスキュー隊員にとって緊張感は大事ですが、緊張しすぎないで、いつでも相談して、と伝えています。でも、フローレンスのこどもレスキュー隊員のスキルは本当に素晴らしいんですよ。

 

現実の病児保育は待ったなし。「誰かが助けにいくから待っていて」は通用しない

——– 一対一の病児保育で、保育者が直面する緊張するケースにはどのようなものがありますでしょうか。

代表的な一例としては、<けいれん>があります。訪問型病児保育がテーマのドラマ37.5℃の涙では、主人公がお子さんの<けいれん症状>を見て一瞬パニックになり、偶然電話をかけてきた上司の励ましでなんとか落ち着きを取戻しお子さんに向き直るシーンがありました。
現場での一番の敵は、まさに「パニック」になることです。こどもレスキュー隊員には『けいれんは特別な事ではなく、いつ、どの子に起きても不思議はない。だから、いつでも心構えをしていてね』とアドバイスしています。

——– <けいれん>のようなケースでは、フローレンスはどのような対応をするのでしょうか。

フローレンスでは病児保育中に<けいれん>が起きたら、現場の<こどもレスキュー隊員>は、第一に救急車を呼ぶフローになっています。<けいれん>の要因は熱性けいれんに限るものではなく、てんかんや急性脳症など様々な可能性があり医師の正しい診断を受けた上で処置をする必要があるためです。
救急車を呼んだら、次にお子さんの様子を観察し適切な介助を行いながら事務局に連絡を入れます。親御さんへの連絡は事務局が引き受け、保育スタッフは救急車の到着までに適切な処置を行った上で、一緒に救急搬送先まで付き添います。その後、医師にそれまでの保育の状況や、けいれん発生に至るまでの経過を報告します。

——– こういったケースでは看護師はどのように関わるのですか?

看護師の出番ですか?この一連のフローに、実は私たち看護師の出番はありません。現場の保育スタッフと事務局スタッフで対応が完結できるフローとスキルが確立されているからです。実際の現場には看護師はいない。今から助けにいくから待っていてね、というわけにはいかないんです。ひとり一人の判断力、対応力が問われるわけです。
でも、フローレンスのこどもレスキュー隊員は皆、看護師の私も心から尊敬するぐらい素晴らしいスキルを持っています。だから、私は心から信頼しています。
※フローレンスでは現場での判断力を養うために、こどもレスキュー隊員の研修を常時実施するとともに、こどもレスキュー隊員をバックアップする仕組みとして、小児科医による往診や先輩こどもレスキュー隊員による巡回システムを導入しています。

 

現場のこどもレスキュー隊員と共に学び続ける

——– 神郡さんはどのようなきっかけでフローレンスでのお仕事をはじめられたのでしょうか。

看護師の資格を得てから、振り返れば様々な仕事に携わってきました。乳児院や訪問介護で働いたこともあります。バリバリの医療系のお仕事よりは、おうちに近い環境で過ごす方を支えることが自分の気持ちに合っているようです。
パートナーの転勤で住んでいたアメリカではベビーシッターのお仕事をし、1対1の保育をもっと学びたいと思いました。そして帰国後に出会ったのがフローレンスです。病気のお子さんを預かる保育なら、自分のスキルを活かせるぞ、と。

——– 実際に「こどもレスキュー隊員」としてのお仕事もされていたのですか?

入社後半年間は現場のこどもレスキュー隊員として働きました。現場の保育は本当に楽しくて!子どもって、本当にかわいいです。かわいくて、かわいくて、本当はダメなんですけど、帰り際に思わず、またね~と言って手を振り合ってしまったこともあります。
今でも、病児保育の依頼が増える時期は、こどもレスキュー隊員として会員さんのお宅に伺うこともありますよ。

——– 最後に、フローレンスで働くうえで神郡さんの想いを聞かせてください。

病気のお子さんをお預かりするということは、常に緊張が伴います。昨日も、今日も、明日だって、一日でも気が抜ける日はありません。子どもが大好き!そして困っている親御さんの助けになりたい!そういった1人ひとりの思い、そしてスキルを向上させる努力がフローレンスの病児保育を支えています。
私も常に知識を更新していかないと、現場のこどもレスキュー隊員に教えられません。だから私も常に学び続けていきたいと思います。

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