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アレルギー事件簿その2【食物アレルギー】9年前の誤飲事故の日記から

2015.10.15

みなさんこんにちは、JaSCA事務局のサチです。
北海道では初雪が降ったとか。
秋から冬への季節のうつろいは、一年で一番好きな時なのでウキウキします。

さて。
毎年10月になると思い出す事故があります。
事故というと大げさかもしれませんが・・・

お世話になっている保育所には、基本的に感謝しかありませんし、このことがその後の私と子どもと保育所の関係性に、悪い影響を及ぼしたということもないのですが。
娘ハナコのアレルギーについては、その当時ほんとうに毎日心をすり減らして対応していたので、その中での誤飲事故には、親として大きなダメージを受けたことも事実なのでした。

そして何より、このあと、誤ってミルクを与えてしまった先生が、責任を感じて辞めてしまったことが、何より残念で仕方なかったので。

このブログをご覧の方の中には、保育者の方もいらっしゃるかと思います。
職場のリスクマネジメントについて、考えるきっかけになれば・・・と思い、当時の日記をほぼそのままの文章で。
milk

<2006年10月25日の日記から>

職場に、保育所より電話がありました。
いつになく焦った様子の声でした。
お熱にしては・・・
と思いつつ話を聞くと。

ハナコが普通のミルクを飲んでしまったとのこと。
飲んでしまった、というか。
飲ませてしまった、ということ。
9ヶ月の赤ちゃんが勝手に飲むわけないですからね。

とりあえず「万が一」のときように預けておいた抗ヒスタミン薬のザジテンを服用させて、様子を見てもらう。

電話で聴きとった状況は、

*午前中にお腹が空いたようだったので、ミルクを100cc用意した。
*同時にお腹の空いた赤ちゃんが何人も居た。(泣いていた)
*だから、間違えてしまった。

幸い、ハナコの症状は時間の経過とともに軽減して、ひどい事にはならなかったのですが。

大所帯の保育所で、慢性的な人手不足なのかもしれない。
0歳児クラスは元々手がかかるのに、その中で除去をお願いしているハナコはとても手のかかるコドモなんかもしれない。
今回は、大したことなく済んだからよかった。
でも、だからといって
「仕方ない」
では済ませられないと思う。

入所してからアレルギーが発覚して、その時点で話し合いをして、
「保育所で除去をする以上、家でも完璧に除去でやってくださいね」
と言われていて、家では十二分に注意をして食事の用意をしているし、じぃじ&ばぁばにだって、「かわいい孫にいろいろ与えたい」欲求を我慢してもらっているわけで。
そもそも、アレルギー用の粉ミルクだって、ちゃんと持参してお願いしているわけだし。

コドモを預けて働く、ということはそういうリスクを伴うんだなぁ、と改めて認識したのでした。
1年弱の育児休業中に、保育所の日常をじっくりと見させてもらったことで、先生方の大変さも良くわかりました。
本当に良くしてもらっていると、感謝もしています。
だけど、先生方がいくら気をつけていても「ああ、危ないなぁ」という場面があることも否めないという事実。

そして今回のことに関しては。
「仕組み」がきちんとしていて、注意していれば防げたはずの事態だと思います。
この事故は、看過できないと思い、所長先生と事後の対策について何度か話し合いをして、「ミルクを与える前には複数人で確認を行う」、「子どもが泣いても喚いても、アレルギーの子は普通のミルクの子と少し時間をずらして与える」、など小さな仕組み化をお願いすることもできました。

理想を言えば、保育所レベルの取り組みではなく、自治体レベルで取り組んでもらえればいいのに、と思う。
アレルギー児は増えているわけだし。
ハナコはスコアがさほど高くないので、ブツブツと多少の喘鳴程度で済んだけれど、もっと症状が強く出る子に誤飲があったりしたら(ハナコだって体調が悪ければどうなるかわからないし)と思うと恐ろしい。
人の命に係わることなのだから何かあってからでは遅い。
決して大げさではないと思う。

【経過メモ】
■25日夜~28日夜まで白粥と母乳のみで過ごす。
■28日午後アレルギーの主治医を受診。1週間分の薬をもらう。
■29日より普通食に戻す。
■この間、軟便が続いている。咳は大して気にならない程度。

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