• ホーム >
  • シェフが語る「子どもに伝えたい食の魅力」(後半)

シェフが語る「子どもに伝えたい食の魅力」(後半)

2015.03.30

SB150330

こんにちは、さえです。

娘の小学校給食をプロデュースしたシェフによる講話の後半をお届けします。
苦手な食材を完食できたヒントの1つは「その食材が持つ本来の味や食感を伝えること」でした(くわしくはこちら)。

ではもう1つのヒントととは?

「食材の本来の味、食感」だけではカバーできないことがある!

シェフはホテルに勤務する傍らで、市内の学校給食をプロデュースされています。
ホテルを訪れる来客者の利用目的や場面は、実にさまざまです。
2つの全く異なる状況のお客様に同じメニューを提供するとします。
一方は結婚式に代表されるような楽しい気持ちでホテルを利用する場面、もう一方は悲しい気持ちや緊張した気持ちでホテルを利用する場面。
シェフは「悲しい気持ちや緊張した気持ちでホテルを利用するお客様は、食べた料理のことなど覚えていない」と言っていました。確かにそうですよね。

これは、どんなに優れた食材を使って「食材の本来の味、食感を伝えた」としても、カバーできないものがあることを意味しています。
それは「どういう環境で食べるかが大事だ」ということ。いつ・どこで・誰と食べるかです。

シェフは中学校に食育指導に出向いた際、両親が共働きのため毎日一人で夕食を食べている中学生と出会いました。
この中学生がシェフにつぶやいたのは、「10分、15分でいいから家族と一緒に夕食を食べる時間がほしい」という願いだったそうです。
惣菜、冷凍食品などの既成品を使うことで自己嫌悪に陥るのではなく、家族で会話をしながら楽しく食事することが大切!だともお話されていました。
私もワーキングマザーですので、この言葉には大いに励まされました。子どもに食の魅力を伝えるには、食材だけではなく、食べる環境も大切なのです。

さて、そう考えると、学校給食とはどのような環境なのでしょうか?

学校給食は非日常の環境

クラスのお友達や先生と一緒に、みんなで同じメニューを食べる学校給食。
自宅で食べる朝食・夕食とは明らかに違う環境ですね。
シェフによると、給食を楽しいと思えるクラスは、残食率も少なくなる傾向がみられるそうです。
また、食材やメニューの伝え方、見せ方でも残食率が違ってくるともお話されていました。

今回シェフはコック帽とクッキングコートを着用して、小学校内の各クラスを回っていただきました。
また児童一人一人にローマ字で名前の入ったメニュー表も配布されました。さらに非日常のメニューをいただく。
授業参観の時でもテンションが高くなる子どもたちです(笑)から、今回のようにさらに非日常の特別な給食、それはそれは楽しかったに違いありません。

だから娘も自宅では絶対に口にしない「水菜」の入ったサラダ、学校では完食してしまったのだと思います。

****************

子どもたちの学校が春休み中のため、ここのところ毎朝お弁当を用意しています。シェフによる給食以前に学校給食がありがたく思う今日この頃。
今日の夕食はお惣菜買っちゃおうかしら。
シェフが見せ方が大事だといっていたので、購入時のパックではなくお皿に移して、家族とおしゃべりしながら楽しくいただきたいと思います。





ページトップへ