第二回施設見学会を「エンゼル多摩」にて開催しました!
2016.11.21
こんにちは、日本病児保育協会事務局です。
11月5日(土)に、第二回病児保育施設見学会を「エンゼル多摩」にて開催しました。
まだ現場経験のない方や、自分の勤務先以外の施設について知りたい方に向けて、「実習以外の場でも病児保育に触れられる機会をつくりたい」と思ったのが開催のきっかけです。
今回は認定病児保育スペシャリストweb講座を受講中の方7名、認定者の方2名、合わせて9名が参加されました。
看護師、病児保育施設の勤務者、病児保育の開設を検討している保育士、とみなさんの背景は様々ですが、リアルな現場を通して学ぼうとしている点は共通しており素晴らしかったです。
参加者の中には、過去にエンゼル多摩で病児保育実習を行った認定者もいました。また、施設見学会のために栃木県から神奈川県まで出向いてくれた方がなんと3名もいました。
コンテンツは大きく分けて、見学と講演の2部構成です。
【見学】
(保育室内を見学する様子)
自由に施設内を見学しました。2部屋ある完全隔離室(入り口もトイレも隔離室内で完結しています)、保育室や洗濯室を観察しました。押入れや棚の中まで細かい所までよく見ていました。
自作したおもちゃの用途についてや、ペットシートの用途について等、わからないことについて話し合ったり、質問したりと良い雰囲気の中での見学でした。
特に二部屋ある隔離室については、何人入るのか、完全隔離をどのように成し遂げるのか、どのように隔離室で預かる病気をきめるのかなどについて多くの質問がありました。
【池田先生の講演】
(池田先生による書類についての説明を聴く参加者)
池田先生のお話は、エンゼル多摩のあゆみから始まりました。一人1冊「エンゼル多摩のあゆみ」という10周年記念の際に発行された冊子をいただき、施設の沿革や見取り図を見ながらお話を聴きました。
完全隔離へこだわることで、スタッフは絶対にうちで伝染ったわけではないと思うことができ、心の余裕を作ることができるというお話もありました。
ここでは参加者みなさんが納得された様子でうなずいていました。
また、開設から20年を迎えたエンゼル多摩ならではの話として、個人情報を扱うファイルの色についての説明がありました。
カルテの色を変えることで熱性けいれん、アレルギー等配慮が必要なことを瞬時に認識できるということです。アレルギーがあると皆が瞬時に認識できるので、調理スタッフと保育士との間の引き継ぎで問題が起こることもないそうです。
興味深い告知もありました。開設20周年として、保育士と看護師の連携によってどんな成功を修めてきたかをまとめたケース集を発行予定とのことです。我々、事務局スタッフも大変興味をそそられるお話でした。発行された際には是非共有させていただきたいと思いますので、皆様もお楽しみにお待ち下さい。
質疑の時間では質問が途切れることはありませんでした。病児保育施設での遊びやおもちゃのことから経営のことまで多くのことを学ぶことができ満足した様子でした。
【全体を通して】
今回の施設見学会では、池田先生の素敵なお話をたくさん伺うことができました。
参加者より、「エンゼル多摩さんのあゆみ、
▼今回、ご協力してくださった「エンゼル多摩」について紹介した日本病児保育協会の記事です。
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