【第2弾/非保育系男子の挑戦】目指せイクメン!テツさんの病児保育実習日誌~1日目~
2014.05.13
みなさんこんにちは。JaSCAでは、受講生の皆さんの気持ちに少しでも寄り添いたい!という想いから、事務局スタッフの病児保育実習を推奨しています。実習の現場での「気づき」や「学び」を、講座の実習改善に活かしていきます。
5月12日から実習をスタートしたのは、30代独身男子、多少のことでは動じないテツさん。
見かけによらず子どもウケは良く、先日取材に伺った病児保育施設では、なんとお預かりのお子さんから「おにいさんだいすき♡」と告白されていたほどです!
そんなテツさんが実習を通じてどんな学びを得るのか?
本人による実習レポートを連載いたします。ご期待ください!
(第1弾 【21歳/非保育系男子学生の挑戦!】梅くんの病児保育実習 も併せてどうぞ!)
保育ド素人2
兄弟もおらず、乳幼児の世話をしたこともない、 保育系ではない自分。しかも病児・・・ではあるものの、 特に緊張することもなく実習の一日目の朝を迎えました。
8時過ぎに入室。 朝の準備をしていると、 チラホラと朝のお預けの親御さんがいらっしゃいます。 保育士の方はシートに引継ぎの内容を記入しつつも、 お子さんの様子を見ながら、 その子に対する1日の方針を考えているそうです。
引き継いだ内容を基に、看護師の方と相談し、
引き継ぎが終わった子から朝の遊びが始まります。 まだ預かり始めたばかりの状況なので、 こちら側から遊びを提供してあげるというスタンスで関わります。以前お邪魔した病児保育施設では、そこそこモテていたけど、 世の中そんな甘くないだろうと思い、 プラカーで遊んでみようと誘ってみると・・・ おお、意外とノッてきてくれている! しかし、プラカーで遊んでいるものの、 だんだんと興味は他のものに移っていきます。
ここで教わったのが、 「タイミングを見極めて、次の遊びに誘導してあげる」 ということです。
興味のベースを踏まえた遊びの切り替えです。 乗り物に興味がある子だったら、プラカー→プラレール→ 乗り物の塗り絵と言った形で、 フローを考えながら遊びを提供してあげることが大事です。
お昼の時間
そうこうしているうちにお昼ご飯の時間に。 検便をしていなかったため、食事の介助はできませんでしたが、 食事の様子を近くで見学しました。
この日は6ヶ月から4才の子までいたので、 食事の内容も色とりどり。
病児なので、嫌いなものを無理して食べさせず、 残してもいいんだよと話しかけてあげることで、 精神的にリラックスできる子がいるという話を聞き、 なるほどなーと感心しました。
アンパンマンさまさま
食事の後は検温しながらアンパンマンのDVDを見て、 着替えをして昼寝です。 子どもたちが見入ってくれて、 検温がらくらくできるアンパンマンすごい!
スタッフ間の連携を垣間見る
そして昼寝の時間です。
ここで、1人の子にちょっとした変化が。
それまでは比較的落ち着いていたのに、昼寝が始まると、 突然泣き出してしまいました。
ここでスタッフの方が顔が赤いことや身体の様子をチェックし、 看護師の方や他のスタッフと協議し、 隔離室へ移動することになりました。
1人のスタッフの小さな気づきがお子さんの変化に対して迅速な対 処ができることを学びました。
これは普段の仕事にも参考になるなと思いました。
お子さん達が寝入る頃を見計らい、 スタッフが順に休憩をとっていきます。
12時すぎに昼休憩となりました。
休憩室でゆっくり過ごし、午後の保育が始まります。ここでスタッフは交代で休憩をとりながら、 昼寝の様子をチェックしたり、 記録をつけたり書類の記入の時間に充てています。
昼寝が終わると、おやつの時間です。 牛乳やスティック状のお菓子を美味しそうに食べています。
関連キーワード: 実習日誌昼食のときと違うのは、リラックスしている子が多い印象でした。
お菓子を分けてくれようとしたり、 一緒に食べようとしたり と、楽しそうな雰囲気です。
おやつが終わった子から、また自由に遊び始めます。
午前中の遊びと違うのは、子どもたちが主体になること。
だんだん慣れ始め、 子どもたち同士でコミュニケーションを取るようになり、 自発的に遊んでいる印象でした。
そのため、一歩引いたスタンスで見守りました。
夕方になるとお迎えの方が見え始め、 1日の報告をして終了となります。
17時、本日の実習が終了。
1人の子がお疲れさまと言わんばかりにハイタッチしてくれ、 帰宅の途につきました。
1日を終えて
実習初日はスタッフとしての仕事内容を知ること、 スタッフの連携を知ることを目標にしました。子どもたちの笑顔で疲れを感じることもなく、 多くの学びとともに1日を終えることができました。
明日は看護師サイドからの病児保育の1日を体験してきます。