【速報!】第10回保育スキルアップ・オープンセミナーを開催しました!
2015.03.02
こんにちは。JaSCA事務局のさえです。
先週土曜日、2月28日(土)に第9回保育スキルアップ・オープンセミナーを開催し、26名の方にご参加いただきました。
「家庭とはひと味ちがう!?保育者のよみきかせ~「絵本で」子どもの五感を働かせよう!」と題し、当協会のセミナーで初めて絵本をテーマにとりあげました。
当日の写真と参加者アンケートでのご意見をもとに、セミナーの様子をご紹介します。
前半:池田幸代先生(埼玉東萌短期大学(当時)、東京立正短期大学(現在))による講義
池田先生は保育園で勤務されている中で、子どもや保護者と絵本の関わりに興味・関心を持ち、大学で絵本に関する研究を始めたという経歴をお持ちです。
当協会のセミナーは「保育の現場ですぐに使える」ことをめざしています。
池田先生のお話は「日常の現場ではこうですよね。だから保育者としてはこうですよね。」というように保育の現場を的確にとらえたうえで展開されていくので、参加者がうなずく場面が多くみられました。
参加者のアンケートではこのような感想をいただきました。
・現場での経験をふまえ、研究結果も加えて、深く広くお話くださった点がおもしろかったです。
・ユーモアのある語り口の中にも子どもの発達を考えた優しく厳しい視点を感じて引き込まれました。
特にアンケートで多く寄せられたのは、「絵本の対象年齢について考えさせられた」というご意見です。
絵本の裏表紙に『読んであげるなら ●才から/じぶんで読むなら ▲▲むき』というように記載されていることがあります。
対象年齢をみて絵本を選んだ経験をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に絵本の対象年齢は、子どもと絵本の関わりにどのような影響があるのでしょうか?
詳しくは後日公開する「開催報告」でお伝えしたいと思います。
後半:ディスカッション(「おすすめの絵本」を紹介)・講評
後半では参加者のみなさんが持ち寄った「おすすめの絵本」についてテーブルごとにディスカッションを行い、テーブルで選ばれた絵本1冊を発表いただきました。
事前に座席表を用意して、ディスカッション開始までに座席表に絵本のタイトル、おすすめのポイント(一言)をご記入いただくようお願いしていました。
初対面の方も多いセミナーですので、同じテーブルの参加者が持ち寄った絵本がわかっていると会話のきっかけにもなります。
講師の池田先生にコピーをお渡しする際に記入内容を目にした私は、「ぜひ、他のテーブルでの記入内容を参加者のみなさまにもご覧いただきたい!」と思いました。
なぜなら記入内容から「この日(セミナー)のために絵本を探した」という参加者のみなさんの思いが強く伝わってきたからです。
ベストセラーの絵本もありましたが、私自身もはじめて目にするタイトルの絵本もたくさん記入されていました。
池田先生にお渡しするだけではなく、各テーブルにも他のテーブルでの記入内容のコピーを渡し、ご覧いただくことにしました。
アンケートでも「知らない絵本、初めて出会う絵本を知る機会となった」
「皆さんのそれぞれの絵本に対する想いが伝わってきてよかったです」
「新しい本がたくさんあって感動した」
などのご意見を多くいただきました。
また、他の参加者の記入内容をメモする姿も多くみられました。
貴重なお休みを割いて当協会のセミナーにご参加いただいたみなさんにとって、今回のディスカッションが絵本レパートリーの参考になれば、こんなにうれしいことはありません。
発表では「(現場にあった絵本で、自分では持っていなかったので)この日のために購入しました」「ベストセラーの本は皆さん知っているので、そうではない本を探してみました」というお話もうかがいました。
おすすめの絵本とともにこの日のセミナーにご参加いただいた全ての参加者のみなさま、本当にありがとうございました!
すべての絵本をご紹介することは難しいのですが、実際に発表のあった『テーブルでの1冊』については、後日公開の「開催報告」でご紹介したいと思います。
ご期待ください!