【速報!】第11回保育スキルアップ・オープンセミナーを開催しました!
2015.09.28
先週土曜日、9月26日(土)に第11回保育スキルアップ・オープンセミナーを開催しました。
当日はすでに病児保育に関わっている方をはじめ、保育所に勤務している保育士、看護師の方を中心に、52名の方にご参加いただきました。
写真と参加者アンケートでのご意見をもとに、セミナーの様子をご紹介します。
前半:
講義「北浜直先生に聞く!秋から冬の感染症~保育所での対策はこれでバッチリ!」
北浜こどもクリニック院長で小児科医の北浜直先生による講義は、夏の感染症(2014年6月開催)に次いで、今回が2回め。
前回に引き続き参加された方もいて、参加者アンケートでは「どれもこれもとてもタメになりました。前回の講義同様に大変ありがたいです。」と嬉しいご意見も。
北浜先生の講義は今回が初めてという参加者からは「もっと話が聞きたいと思える程、内容が濃かった!!」「自分もある程度知識は持っていましたが、北浜先生の見解が自分にとっては新鮮でした。新たな知識や考え方を得ることができました」といったご意見をいただきました。
多くの参加者が言及していたのが、「最新の医療(現場)の状況と知識が聞けた」「とくにワクチンの話が参考になった」の2点。
こうしたご意見をいただけた講義の内容は、後日公開する開催報告にて詳しくご紹介する予定です。
後半:
パネルトーク「ドラマの続き、リアルな病児保育とは?」と、各テーブルでの交流会
この夏、病児保育をテーマとした漫画「37.5℃の涙」がテレビドラマ化されました。
今回のセミナーでは、このドラマが病児保育を知ったきっかけとなった参加者も多数来場されました。
「ドラマではこうだったけれど、実際の現場はどうなの!?」ということで、当協会理事長・駒崎の司会進行でパネルトークを行いました。
駒崎は漫画「37.5℃の涙」のモデルとなった認定NPO法人フローレンスの代表理事もつとめています。
パネラーは前半に続き北浜先生、そして当協会の「認定病児保育スペシャリスト」認定者4名に登壇いただき、病児保育に携わったきっかけや、印象深いエピソードをお話しいただきました。
病児保育施設の運営経験を持つ北浜先生、施設型病児保育あるいは訪問型病児保育の現場経験を持つ認定者によるトークには、「ドラマより中身が深かったです」「病児保育の仕事内容がよくわかった」という参加者からのご意見をいただきました。
一方で短い時間だったため、「もう少し時間をとってもよかったのではないか。もっと掘り下げて聞きたかったです。」というご意見もありました。こうしたご意見は、次回開催時に向けて参考とさせていただきます。
パネルトークの後はテーブルごとに交流の時間を設けました。
北浜先生と駒崎が各テーブルを順番に回るスタイルでしたが、セミナー終了時間をお知らせするのをためらってしまうほど、どのテーブルも会話が盛り上がっていました。
ドラマ化により病児保育を知る方は増えてきていますが、病児保育に関心を持つ人が一同に集う場はまだまだ少ないのが現状です。
私たち日本病児保育協会のミッションの1つは、病児保育の担い手同士が「繋がる場」を生み出すこと。
同じ病児保育の中でも訪問型、施設型でお仕事している保育者、保育所勤務でも保育士、看護師といった職種の違いを超えて交流できるこうした機会を、私たちは保育スキルアップ・オープンセミナーを通じてこれからも生み出していきます。