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【誤飲と窒息】第11回資格認定試験のポイントと解説③【リスクマネジメントより】

2018.10.05

今回で第11回認定試験の解説は最終回となります。
第11回認定試験 第1問では、「リスクマネジメント」から、「誤飲/窒息」について出題しました。

※出題箇所
web講座 講義11.「病児保育におけるリスクマネジメントの基礎を理解する①」
動画 9:40頃~

 

試験課題

【設定】
今日、あなたは2歳2ヶ月の女の子エミコちゃんの自宅で、病児保育を行うこととなりました。
保育開始直後、別紙に記載されているものが、エミコちゃんの手の届きそうな範囲に置かれていることに気づきました。

180926

 

【設問1】制限時間:2分
別紙に記載されているもののうち、「誤飲」の危険性があるものをすべて選び、回答用紙に記入してください。
また、誤飲すると子どもにどのようなことが起こりますか。起こりえることをすべて回答用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

【設問2】 制限時間:2分
設問1で記入した内容をもとに回答してください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

 

合格の基準

この課題では、下記の2点について判定を行いました。
(1)「誤飲」について理解している (特に「誤嚥」との違いを理解している)
(2)「誤飲」の結果、身体に起こりうる症状を理解している

 

ポイント解説

(1)「誤飲」について理解している (特に「誤嚥」との違いを理解している)

設問1では、「誤飲」を正しく理解しているかを確認しました。

web講座では、誤飲を「身体の中に入れてはいけないものを飲み込んでしまうこと」と教えています。
“別紙”の選択肢のうち、「身体の中に入れてはいけないもの」は、食べ物である「プチトマト」「みたらし団子」を除いた5つとなります。

本設問で目立った回答として次の2つがありました。

1:「(7つ)全てです」
こう回答された方は、おそらく、「誤飲」と「窒息の可能性があるもの」の区別ができていなかったと思われます。
前出のように、プチトマトとみたらし団子は食べ物であり、「身体の中に入れてはいけないもの」ではありません。

2:「球体の積み木は大きさ(直径4cmを目安として口に入るかどうか)によると思うので、選択しませんでした」

この回答も、1と同じく「窒息の可能性があるか」が念頭にあっての回答と思われます。例えば、出題が「窒息の可能性があるもの」であれば大きさの情報が必要ですが、今回は「身体の中に入れてはいけないもの」を選ぶ出題のため、大きさは関係なく選択していただきたかった項目となります。

 

(2)「誤飲」の結果、身体に起こりうる症状を理解している

誤飲の結果、身体に起こりうることとして、web講座では、
・窒息
・タバコのニコチン成分によって、中毒になる危険性がある
と教えています。

後者は、タバコ以外の選択肢、例えば、”ボタン電池”であれば、「胃に炎症がおきる恐れがある」や、”錠剤の薬”であれば、「子どもには強すぎる成分だった場合、悪影響が出る恐れがある」といったように、「(有害物質によって)体に悪影響が出る」といった内容あれば正答としました。

 

模範解答例

「誤飲の危険性があるもの」として、
タバコ・球体の積み木・錠剤の薬・スーパーボール・ボタン電池の5つを選びました。(※回答の順番は問わない)

次に、「どのようなことが起こるか」ですが、
誤飲したものが喉につまり、窒息になる恐れがあります。
また、誤飲したものが胃などで溶け出すことで子どもに悪影響が出る可能性があります。例えば、タバコだったらニコチンが溶け出し、中毒になる恐れがある。錠剤の薬であれば、成分によっては子どもに悪影響があるかもしれません。

 

事務局の所感

本問題で満点をとられた方は全体の6%ほどでした。

過去に出題していないタイプの問題のため、特に過去問題をしっかり勉強された方は驚きがあったかと思います。今後も新しい問題が出題される可能性は大いにありますし、過去に出題した問題も形を変えて出題される可能性があります。

受験の際は、web講座と過去問題をバランス良く学習されることが合格への近道かもしれません。

 

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