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【SIDSの定義とSIDSチェック】第12回資格認定試験のポイントと解説②(「基礎的な看病の方法より」)

2019.03.08

第12回認定試験第1問では、「基礎的な看病の方法」より、「SIDS」と「SIDSチェック」に関して出題しました。

※出題箇所
Web講座:講義10後半「基礎的な看病について理解する」23:20頃~
テキスト:91~93ページ

 

試験課題

【設問1】
SIDSの定義は何ですか。(例:睡眠中に起こりやすい)

<記入> 制限時間:1分
補助用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

<回答> 制限時間:1分
補助用紙に記入した内容をもとに口頭で回答してください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

【設問2】
SIDSを防ぐために、睡眠中に確認することは何ですか。

<記入> 制限時間:2分
補助用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

<回答> 制限時間:2分
補助用紙に記入した内容をもとに口頭で回答してください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

 

合格の基準

この課題では、下記について判定を行いました。
 ●SIDSの定義について正しく理解している
 ●SIDSを防ぐために睡眠中に確認することを理解している

 

模範解答例

【設問1】SIDSの定義は何ですか。(例:睡眠中に起こりやすい)

SIDSは、乳幼児突然死症候群といい、乳幼児に起こりやすく、それまで健康であった乳幼児が突然死亡し、既往歴・死亡時の状況・解剖の結果からもその原因が特定できない病気のことです。

【設問2】SIDSを防ぐために、睡眠中に確認することは何ですか。

鼻に手をかざしたり、胸の動きを見るなどして、呼吸を確認します。この呼吸の確認は5分おきに行います。
子どもがうつぶせで寝ていたら仰向けにします。
寝具が顔にかかっていたりして呼吸を妨げていないか、顔色は悪くないか、嘔吐をしていないかを確認します。
おもちゃやぬいぐるみなど、まわりに物があると、寝返りをしたときに呼吸を妨げる恐れがあるため、遠ざけます。
室温が高すぎたり、寝具や衣服によって温かくなり過ぎていないかに注意します。
呼吸以外の項目も睡眠中に何度か確認するようにします。

 

ポイント解説

【設問1】

この設問では、SIDSがどういうものであるかについて確認しました。
「SIDS=乳幼児突然死症候群」ということはほとんど受験生が回答されておりましたが、例に「睡眠中に起こりやすい」とあるように、SIDSの側面的な定義についても回答いただきたかった問題です。

【設問2】

設問1はSIDSという用語の理解を問いましたが、設問2では、さらに深めて、日々の保育現場で活かせるまでの理解が出来ているかを問いました。
睡眠中に起こりやすいSIDSを防ぐために、何を確認するべきか?という問に対し、最も重要なのは「短い間隔で定期的に呼吸の確認をすること」です。加えて、呼吸を妨げかねない要素(寝る姿勢・環境など)を把握し、こちらも定期的に確認する必要があります。

 

事務局の所感

設問1で得点を下げてしまった方の多くが、「乳幼児突然死症候群です」とだけ答えて回答を終了してしまうといったケースでした。
反対に、例として挙げた「睡眠中に起こりやすい」を見て、”こうした点も答えるんだな”と類推できた方は、基準点以上の得点をあげていました。
過去問題を見ていただくと分かるかもしれませんが、認定試験では「回答が1つだけ」ということはありません。

設問2については、保育園や病児保育施設にお勤めの方にとっては日々行う身近な内容だったためか、設問1に比べて得点が高い傾向がありました。

しかしながら、「寝ている姿勢をメモする」など、web講座で扱っていない内容(おそらく勤務先でやっていること)の回答もありました。
試験はすべてweb講座の内容に沿って採点しています。こうした回答は減点ではありませんが、正解とはしておりませんので、受験の際はご注意ください。

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