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【感染経路・感染予防】第13回認定試験のポイントと解説②(「感染予防について理解する」より)

2019.08.07

第13回認定試験 第2問では「感染予防について理解する」から、”感染経路”および”感染予防を知る意味”について出題しました。

 

【出題箇所】
●認定病児保育スペシャリストweb講座
講義8「感染予防について理解する」

認定病児保育スペシャリスト試験公式テキスト

第7章「感染予防」(58~67ページ)

 

試験課題

【設問1】 

web講座で扱った「感染経路」は4つあります。
その4種類を挙げて、それぞれについて説明をしてください。

<記入> 制限時間:2分
補助用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

 <回答> 制限時間:2分
補助用紙に記入した内容をもとに口頭で回答してください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

 

【設問2】

以下の4つの文章は、「病児保育において感染予防を知る意味」を表したものです。
文章中の(A)~(G)に当てはまる語句を挙げてください。 

  ・ ( A )においては、( B )同士の感染を防ぐ
  ・ ( C )の( D )を防ぐ
・ ( C )が( E )者になるのを防ぐ
・ 子どもや( F )に感染予防を伝え、( G )をおこなう    

<記入> 制限時間:1分
補助用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

<回答> 制限時間:1分
補助用紙に記入した内容をもとに口頭で回答してください。
回答は「Aは◯◯、Bは◯◯」とお答えください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。

 

模範解答例 

 【設問1】(回答の順番は採点に影響しません)

1つめは、飛沫感染です。これは、感染した人のくしゃみや咳の飛沫を吸い込むことで感染します。
2つめは、空気感染です。これは、乾燥した飛沫の中の病原体が感染力を保ったまま空気中に拡散し、それを吸い込むことで感染します。
3つめは、経口感染です。これは、病原体に汚染された水や食べ物が口に入ることで感染します。
4つめは、接触感染です。これは、体液や血液など病原体を含む感染源に触れ、その汚染された手で目・鼻・口などの粘膜を触ることで感染します。

 

【設問2】

Aは施設。Bは子ども。Cは保育者自身。Dは感染
Eは媒介。Fは。Gは保健教育です。

 

 

合格の基準

この設問では、以下の点について判定を行いました。

◯感染経路名、およびその詳細な経路を理解している
◯病児保育を行う保育者として、なぜ感染予防の知識が必要となるのかを理解している

 

 

ポイント解説 

 【設問1】 

◯感染経路名、およびその詳細な経路を理解している
過去の認定試験でも出題した問題ですが、今回の「感染経路」の問題では、例を出さず、web講座で扱っている4つの感染経路の名称と詳細な説明を正しく答えられるかを問いました。
病児保育に携わる者として、「病気がどのように他者に感染するか」の知識は必要不可欠です。
感染経路を知っておくことで、他の子どもへの感染、保育者自身への感染を防ぎ、感染症の拡大を最小限に留めることができます。

 

【設問2】

◯病児保育を行う保育者として、なぜ感染予防の知識が必要となるのかを理解している
web講座内で「病児保育において感染予防を知る意味は?」で挙げている4つの意味を正しく答えられるかを問いました。
(※web講座では、講義8.「感染予防について理解する」内、動画の1分00秒~で掲載) 

病児保育において、感染予防を知る最大の目的は感染症の拡大を防ぐことにあります。
感染予防を行うことで具体的に何を防ぐことができるかは、設問1での「感染の経路」とあわせて、確実におさえていただきたい知識です。

 

事務局の所感

設問1は、既出問題なので、皆さん過去問題をよく勉強されたこともあってか、「感染経路の名称」「詳細な説明」ともに、多くの方が答えられていました。
ですが、「詳細な説明」については正確に答えられなかった方もいらっしゃいました。

中でも、飛沫感染・空気感染において、「咳や飛沫に含まれるウイルスによって感染します」というように、「吸い込む(体内に取り込む)ことによって感染する」ことの説明が不足している解答が目立ちました。
単なる言い忘れかもしれませんが、”感染”の意味(病原体が体に侵入、粘膜に付着することで病気がうつること)を理解していれば、言い忘れることもないと思います。

また、空気感染の説明が曖昧な方も複数いらっしゃいました。飛沫感染と混同しやすいですが、この機会に正しい意味を学習してください。

 

実際の保育現場で活かすには、事前に正しい知識をインプットすることが大事です。
web講座やテキストで学習される際は、キーワードを覚えるだけではなく、意味を深く理解することが、保育現場での有効な感染予防につながるでしょう。

 

設問2も、皆さん正答率が良く、過去問題をよく勉強された印象を持ちました。

なお、解答は必ずしも模範解答の文言でなければならないわけではなく、意味が通る近い表現であれば正解としています。(例:Bは園児、Cは自分自身、Fは保護者)

誤った解答は、主にAとGに集中していた傾向にありました。

Aは、「感染」「病児保育」という解答が目立ちました。

感染ですと、「感染において(中略)感染を防ぐ」となり、表現として違和感があることに加え、感染という広義的なものに対し、子ども同士の感染だけを防ぐというのは、感染予防として不十分であることに気づくと思います。

また、病児保育ですと、施設型と訪問型があり、1対1の訪問型において「同士」という表現が結びつかないことから、Aが「施設(型病児保育)」や「集団(保育)」等、複数子どもがいる状況の言葉が入ることが分かると思います。

Gでは、「感染予防」「隔離」などの解答がありました。

「感染予防をおこなう」一見正しく思えますが、その前に「感染予防を伝え」とあります。「感染予防を伝え、感染予防をおこなう」では表現として不自然なことに気づくと思います。答えの後につながる表現だけはなく、文章の前後をしっかり読んでその意味で通るかを考えると良いでしょう。

「隔離」は確かに感染予防をとして必要な行為ではありますが、感染予防を伝える親子がすでに感染症に罹患しているかは、この文章ではわかりません。もし、文章が「罹患している子どもや親に」となっていたら正しい答えと言えますが、罹患していない子どもと親を隔離するという表現は適さないので、この場合は不正解としました。ここでは子どもと親に対して、保健に関する教育をする、また指導をするという表現で解答していれば正解としています。

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