【体温測定とクーリング】第14回認定試験のポイントと解説①(「基礎的な看病の方法より」)
2020.02.28
第14回認定試験では「基礎的な看病の方法」から、「体温測定」と「クーリング」をテーマとした問題を出題しました。
【出題箇所】
認定病児保育スペシャリストweb講座
講義10 「基礎的な看病について理解する」
試験課題
【設問1】
体温測定時、体温が高く出やすいのはどのような時でしょうか。
<記入> 制限時間:1分
体温が高く出やすい時を補助用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
<回答> 制限時間:1分
補助用紙に記入した内容をもとに口頭で回答してください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
【設問2】
発熱している時の対応方法の一つであるクーリングを行う適切な箇所はどこでしょうか。
<記入> 制限時間:30秒
補助用紙の絵の中でクーリングを行う適切な箇所に◯印をつけてください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
<回答> 制限時間:30秒
補助用紙に◯印をつけた箇所の名前を口頭で回答してください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
【設問3】
設問2で答えた箇所をクーリングする理由は何でしょうか。
また、クーリングの時に注意することは何でしょうか。
<記入> 制限時間:1分30秒
①設問2で答えた箇所をクーリングする理由
②クーリングの時に注意することを補助用紙に記入してください。
記入が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
<回答> 制限時間:1分
補助用紙に記入した内容をもとに口頭で回答してください。
回答は「①は◯◯、②は◯◯」とお答えください。
回答が終わりましたら、「終わりました」と告げてください。
合格の基準
この課題では、以下の3点について判定を行いました。
(1)体温測定の時に注意すべきことを理解している(体温が高く出やすい状況=体温測定に適さない状況を把握している)
(2)クーリングをする適切な箇所を知っている
(3)クーリングをする理由や注意点について説明できる
模範解答例
(設問1)
泣いている時、食事の後、室温が高い時(室内の暖房がききすぎている時)、厚着している時
(設問2)
わき、首、股(そけい部)
※◯印をつける箇所の図は割愛します
(設問3)
①大きな動脈を冷やすと効果(熱が下がる)があるから
大きな動脈がある箇所だから
②保冷剤などをタオルで包んでからを当てる(肌に直接当てない)
嫌がるようであれば、無理にしなくてもよい
手足が冷たかったり、寒気がある時はクーリングはしない
(※模範解答と一言一句同じでなくとも、同じ意味であれば正解としています)
ポイント解説
(設問1)
病児保育の基本である体温測定。以前の出題では正しい体温の測り方についての出題がありました。
今回は、適切なタイミングで体温測定をするために知っておくべき知識についての出題です。
(設問2・3)
認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座では、発熱時の対応方法のひとつとして、クーリングを説明しています。
この課題では、効果的に冷やす場所や正しい理解ができているか、という狙いで出題しました。
事務局の所感
本問は、以前の試験で出題された内容を少しアレンジし、新たに作成した問題となりました。
設問1で、「運動後」「遊んだ後」と回答された方もいらっしゃいましたが、web講座で扱っていないことに加え、病児保育の場面では、運動や激しい遊びを行う場面は想定されにくいため、正答としていません。
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