【「安心」を与える病児保育の引き継ぎのポイントとは?】第1回資格認定試験のポイントと解説②(「病児保育の1日」より)
2013.09.30
本日は病児保育の引き継ぎについてお話しします。
お子さんや親御さんにとっては、いつもの保育所とは違う場所に行くことや、
病気になっていることで、不安な気持ちを抱えているかもしれません。
―お子さんが楽しい一日を過ごせるように。
―そして親御さんが安心して職場へ向かえるように。
開始の引継ぎには大事な役目があります。
第1回の認定病児保育スペシャリスト資格認定試験(2次試験)でも出題したこのテーマ。
認定試験問題の概要、出題意図、解答例を通して、
病児保育における「引き継ぎのポイント」について理解しましょう。
試験概要
病児保育施設に勤務する保育者として、
本日利用する”まなみちゃん”のお母さんとの引き継ぎをロールプレイしました。
受験生には、受付け後、試験の待ち時間中に家庭からの連絡票(未記入)で、連絡票の概要を確認いただき、
試験時には記入された連絡票で、引き継ぎ内容を確認していただきました。
記入された連絡票には、緊急連絡先やアレルギーの内容など、”記入漏れ”の項目をいくつか設定しました。
出題の意図
開始の引継ぎはその日の保育をする上で、病児保育の1日の中でも最も重要な場面のひとつです。
「引き継ぎ」のポイントをしっかり押さえられているかどうかは、
認定病児保育スペシャリストとして必要な資質と言えます。
よって、採点の大きな基準としては、
①限られた時間の中で、必要な事項を漏れなく聞き取れるか
②相手の緊張を和らげるコミュニケーションが取れているか
この2点を設定しました。
評価にあたり特に重視したポイント
病児のお預かりの際に重要な ・アレルギーに関する項目
・排泄に関する項目(認定試験での設定は「胃腸炎で嘔吐・下痢のあるお子さんのお預かり」)
・食事に関する項目
・投薬に関する項目
について重視しました。
特に、アレルギー、食事については保護者の記入がない状態となってましたので
他の記入漏れと併せてヒアリングが出来ているかどうかも重点を置いています。
開始の引き継ぎのポイント
開始の引継ぎでは
・記入されている内容もすべて確認し、聞き漏れの無いようにしましょう。
・保護者と子どもに安心感を与えるように、身だしなみに注意し、笑顔で話すこと
が大事です。
【期間限定公開!】開始の引継ぎ例【講義5補足動画】
病児保育における引継ぎについては、web講座の講義5:病児保育の一日の流れで学びます。
今回は特別に、web講座の補助資料として用意された動画を公開いたします。
<10月31日までの期間限定の公開となりますので、お見逃しなく!>
公開終了いたしました。ご覧いただいたみなさま、ありがとうございます。
開始の引継ぎ例の動画は認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座にてご覧いただけます。
受講生の方は、講義5の補足資料をご確認ください。