【乳児の死亡事故】原因のトップは「窒息」!わずか5~6分で死に至ることも。
2014.09.09
(図1:厚生労働省:平成24年人口動態調査 不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数より作成)
乳児の事故死、84%が窒息死
寝ていることの多い0歳児は、吐物や異物などによる窒息がとても多く、乳児の事故死の84%をしめています。(図1)
乳児期前半では、母乳やミルク、離乳食などが原因になりやすく、何でも口の中に入れたがる乳児期後半になると、小さな物を自分でつまんで口に入れて、気道をつまらせたりします。
気道がとても細い乳児期は、ほんのちょっとのことが命取りとなります。
もう少し上の年齢を見てみると、
1歳~4歳では、危険を予知するほどに知能が発達しないまま行動範囲が広がるため、「交通事故」が原因のトップになります(38%)。
2位は「溺死・溺水」(26%)、これに次ぐ3位が「窒息」事故で、全体の19%を占めます。(図2)
(図2:厚生労働省:平成24年人口動態調査 不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数より作成)
子どもの事故の7割は、大人の不注意
子どもの事故の7割は、大人の不注意によるものと言われています。
「リスクマネジメント」という言葉は、ご存知でしょうか。
「リスク」とは「危険・危機」であり、「マネジメント」とは「管理」のことです。
安全な保育を行うためには保育者が先の危険を予測して事故を未然に防ぐ事が大切です。
また、何か事が起こった時に被害を最小限に抑えることも、リスクマネジメントのひとつです。
※認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座ではリスクマネジメントについても学べます!
危機感知能力を高め、未然に事故を防ぐとともに、万が一事故が起こった時の緊急対応の知識を持ち、実施できるようにしておくことが、とても重要になります。
さて、窒息事故は一旦起こると5~6分で死亡してしまうこともあり、重大な結果(重症化や死亡)を招く可能性のある非常に怖い事故です。
このため、幼稚園や保育園など小さなお子さんを預かる施設では、窒息事故への対処を学び、身につける必要があります。
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