【インフルエンザ、感染性胃腸炎…だけじゃない!】冬の感染症対策
2015.12.01
すっかり寒い日々となってきました。「北風小僧」や「冬将軍」の季節になりましたね。
冬の感染症といえばインフルエンザや感染性胃腸炎(ノロウイルスやロタウイルス)が有名ですが、それだけではありません。
様々な感染症の流行る冬。情報を確認して感染対策を行いましょう!
この記事の目次
感染対策の基本は手洗いうがい、そして温湿度管理
溶連菌感染症
感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルスなど)
インフルエンザ
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
水痘(水ぼうそう)
マイコプラズマ肺炎やRSウイルスもまだまだご注意!
年間を通した感染症の流行時期はこちらでチェック!
感染対策の基本は手洗いうがい、そして温湿度管理
どの感染症も、感染予防の基本は手洗いやうがいです。
そして乾燥しがちなこの季節は、ウイルスが浮遊しやすくなるため、感染が広がりやすくなります。
暖房や加湿器などを用いて適切な温度湿度を保ちつつ、時々換気も行うようにしましょう。
溶連菌感染症
38~39℃の熱とのどの痛みと嘔吐から症状が始まる溶連菌感染症。
冬に流行し、春から初夏にかけても流行します。今のうちに要チェック!
⇒【これを見ておけば大丈夫!】溶連菌感染症~完治までは2~3週間かかります!
感染性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルスなど)
11月から1月ごろまではノロウイルス、2月から4月ごろまではロタウイルス、とリレーのように流行が続きます。
今年は新型ノロウイルス(GⅡ.17)の情報もありますので、より感染予防に心がけるようにしましょう。
また、いざ嘔吐などが発生した際のため、保育所や病児保育室では毎朝、次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作って備えておくようにすると良いでしょう。
⇒【2015年版】新型ノロウイルスが大流行の兆し!予防方法やケアポイントをチェック!!
⇒【突然の吐き気は感染性胃腸炎をうたがえ!】ノロからロタへ、まるでリレーのように!~冬に流行する感染性胃腸炎対策~
⇒【ノロウイルスをやっつけろ!】家にある物で簡単にできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液のつくりかた
インフルエンザ
冬の感染症代表・インフルエンザは12月ごろに始まり、4~5月まで続きます。
今年はワクチンが4価ワクチンに変更され、より幅広いインフルエンザウイルスの型に対応するようになりました。
感染予防にはワクチン接種と併せて、手洗いうがいなどを徹底するようにしましょう。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
耳下腺(耳の下)が腫れ、38℃台の発熱を伴います。
年間通していつでも見られる感染症ですが、初冬から春にかけて、まさにこれからが流行シーズンです。
感染力が強く、保育所内で広まりやすい感染症です。
⇒合併症のことも知っておきたい感染症~流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)~
水痘(水ぼうそう)
こちらも年間通していつでも見られる感染症ですが、12月ごろから流行します。
発熱と、全身に強いかゆみを伴う発疹が特徴です。
⇒【水痘(水ぼうそう)】5分で読める!対水ぼうそう3つのポイントと、基礎知識まとめ
マイコプラズマ肺炎やRSウイルスもまだまだご注意!
秋から流行が始まりましたが、マイコプラズマ肺炎は1月ごろまで、RSウイルスは2月ごろまで続いています。
こちらも忘れずに注意しましょう!
⇒保育所での集団発生が起こりやすいのに、あまり知られていない!?マイコプラズマ肺炎
⇒【乳児に感染させてはいけない】RSウイルス感染症の症状から治療までまとめました!
年間を通した感染症の流行時期はこちらでチェック!
⇒いつ!?どんな病気にかかる!?子どもに多い病気の年間カレンダー
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