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【25年度保育士実技試験】3歳児におすすめの絵本って?「だんまりこおろぎ」で言語課題に挑戦!

2013.10.13

だんまりこおろぎの絵本

 

みなさんこんにちは、スタッフの斉藤です。
3連休いかがおすごしでしょうか。
各地、運動会シーズンですね!

関東地方はお天気にも恵まれた連休中日ですが、
わたしは家にこもって絵本の暗唱に励んでいます。。。
なぜかというと、
来週、10月20日(日)、東京家政大学にて、
25年度保育士試験の実技に、言語と音楽で挑戦するため。
ドキドキドキドキ・・・

 

「子どもを育てながら得た知識とスキルは、果たして世に通用するのか?」
「3人の子どもを育ててきた軌跡を、形にしたい。」

 

そんな気持ちから、この夏、保育士試験に初挑戦。
子どもが寝静まってからの時間、往復の通勤時間、お昼休み・・・と隙間の時間をやりくりして、
なんとか実技試験にこぎつけました。

ということで。
今回は、受験生の斉藤から、保育士試験の実技課題にも使えるかもしれない、
3歳児におすすめの絵本を紹介します!
低年齢児のお預かりが多い、病児保育の現場のみなさんにも参考になれば嬉しいです。

●平成25年度保育士試験 実技の「言語に関する表現技術」の課題
●3歳児向けのお話し選びの肝
●「だんまりこおろぎ」のあらすじ
●3歳児を惹きつける様々な「しかけ」
●認定病児保育スペシャリストの認定試験(実技)でも出題

 

平成25年度保育士試験 実技の「言語に関する表現技術」の課題

以下のように設定されています。
————————————————————————————-
各自3歳児に適した童話等を3分以内にまとめて話す。
・自分の前にいる20人程度の3歳児クラスの幼児に集中して話を聞かせる時間という想定のもとに話す。
・話は、童話・昔話等自由とする。
————————————————————————————-

毎年、言語の課題は「素読」(絵本・台本・人形等を一切使用せず、話しを聞かせる)
が出題されており、
平成21年以降は対象が「3歳児」に設定されています。

 

3歳児向けのお話し選びの肝

お話し選びの肝は、何と言っても「発達段階」に合っているかどうか。
今回の課題に向けては、「3歳児の発達段階ってどんなだっけ?
ということをしっかり考えてのお話し選びが重要です。
また、「20人」という少なくない人数の子どもの「注意を惹きつける」内容であることも大切です。

ちなみに、「ちょっと3歳には早いかな・・・」という内容の絵本を読み聞かせるときには、
我が家では、

●ストーリー展開に必要のない細かな描写を省く
●言い回しを簡単なものに変える
●(子ども達が入り込みやすいように)描写を登場人物の発言(セリフ)に変える

といった工夫をしています。
こうすると、ちょっと3歳児の発達段階では理解が難しいかな?
という絵本でも、楽しむことができています。

我が家には、ラッキーなことに、ちょうど現役3歳の男児がいるので、
彼のお気に入りの絵本「だんまりこおろぎ」で挑戦することにしました。
「だんまりこおろぎ」は、「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールさんの絵本です。

●25年度保育士試験(実技)まであと1週間しかないのに、何を読むか決まらないよ~!という方
●ほんとうにこの絵本でよいかしら・・・という方
●他のみんなは、どんな絵本をえらんだのかしら?と気になる方

に向けて、だんまりこおろぎのご紹介です!

 

「だんまりこおろぎ」のあらすじ

生まれたばかりのちいさなこおろぎ坊やが、様々な虫と出会い、
そのたびにあいさつしたくて羽根をこするのだけど、音が出ません。

「こおろぎぼうやも あいさつしたくて ちいさなはねを こし・こし・こし
でも あらら おとがでないよ うたえない」

というフレーズが、くりかえし登場します。
ここが、我が家の3歳児にはツボのようで、一緒になって「ちいさなはねを こし・こし・こし」と声をそろえています。

 

3歳児を惹きつける様々な「しかけ」

●次々と登場する虫
こおろぎ・ばった・かまきり・ちいさなむし・あわふきむし・せみ・まるはなばち・とんぼ・か・が

●時間のながれ
虫たちのあいさつ、そして絵から、時間の流れが読み取れます。
「こんにちは」「ごきげんよう」
「きもちのよいゆうがたですね」
「おやすみまえの ひとおどりです」
「よるのそらを とおりすぎていきました」

●こおろぎぼうやの成長
最初のページでうまれたばかりだったこおろぎぼうやが、
ページを手繰るたびに、少しずつ大きくなるよう描かれています

●おなじフレーズのくりかえし
こおろぎぼうやも あいさつしたくて ちいさなはねを こしこしこし
あらら おとがでないよ うたえない

 

もちろん、エリック・カールさんの色鮮やかでダイナミックな絵も、
3歳児を惹きつけてはなしません。
そして、最後のページでは、それまでいくら羽根をこすってもうたえなかったこおろぎが、
立派なこおろぎに成長して、
「いままで だれもきいたことがないような きれいなきれいなうたごえ」で、鳴くのですが。
ボードブック版の「だんまりこおろぎ」は、そこに「あっ!」と驚くしかけが。

 

大人も一緒に楽しめる絵本です!
最後のしかけが気になったら、ぜひ、連休中に本屋さんに足を運んでみてくださいね。

 

認定病児保育スペシャリストの認定試験(実技)でも出題

私たちの認定病児保育スペシャリスト資格も、認定試験(2次試験)は
実技および口頭試問を実施しています。
第1回目の認定試験では、「絵本の読み聞かせ」に関する問題も出題されました。
【病気の時も子どもは遊びたい】病児保育の遊びとは!?

絵本は、病児保育の現場でも保育の現場でも、欠かせないアイテムですね。
もう少し小さな0歳~1歳に向けての絵本も、また、紹介していきたいと思います。

※ボードブック版

ボール紙で出来ていて、小さな子が多少乱暴に扱ってもビクともしない丈夫な絵本。
サイズも小さな子が手に取りやすいようコンパクトになっています。

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