インフルエンザ感染予防~マスクの本当の効果は?~
2014.02.20
こんにちは、JaSCA事務局の三枝です。
先日、朝の出勤前にテレビのインフルエンザ予防特集に釘付けになった私。
あやうく遅刻しそうになりながらも、しっかりチェックしました。
インフルエンザの流行が続く中、みなさまにもお知らせしますね。
Q:よくマスク姿の人を見かけるから、マスクはインフルエンザウィルスの侵入に効果があるよね?
A:インフルエンザウィルスに限定すると、侵入には効果はありません。
インフルエンザウィルスの大きさは 0.1マイクロメートル
一般的な不織布マスクの隙間(穴) 5マイクロメートル
0.1マイクロメートルは1万倍して1ミリになる大きさということだそうです。とても小さいという以外に、実感がわきづらいですよね。
テレビの特集では、不織布マスクの隙間(穴)を1辺2mの正方形にたとえていました。
このたとえの場合、インフルエンザウィルスの大きさは、卓球のピンポン玉(直径4cm程度)に該当するそうです。
残念ながら、一般的な不織布マスクではインフルエンザウィルスの侵入は防ぐことができません。
(インフルエンザではない他の感染症を引き起こすウィルスや、細菌などは大きさが異なるので、この限りではありません。)
Q:では、マスクにはインフルエンザ予防に何の効果があるの?
A:インフルエンザのウィルスが活動しづらい高温多湿状態を保つ効果があります。
厚生労働省のホームページ内のインフルエンザに関するQ&Aでも、予防に効果的なのは「50~60%の湿度を保つ」ことと紹介されています。
私が見たテレビの特集では撮影当日のマスク外の湿度は24%であったのに対し、マスク内の湿度の平均は実に95%以上でした。
なるほど、マスクの本当の効果は予防に効果的な湿度を保つことができるということが、よくわかりますね。
テレビの特集については、こちらで詳しくご覧いただけます。
当協会の認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座でも、感染の3要素(病原体・感染経路・個体の条件)と感染経路への対策を学ぶことができます。
テレビの特集ではマスクとともに、手洗いの大切さも強調されていました。
JaSCAでも手洗いの大切さについては、たびたびお知らせしています。
あわせてチェックしてみてくださいね!
▼【インフルエンザはこうやって拡散する!】
この動画を見たら、あなたは手を洗わずにはいられない!
http://sickchild-care.jp/point/2641/
▼【感染予防のキホンのキ!】手洗いを徹底しよう
http://sickchild-care.jp/point/2723/