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あなたの家にもあるかも!?身近で学べる救急救命

2016.11.17

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先日、5年ぶりに運転免許の更新手続きで、講習を受けてきました。
教本を使って最近の道路交通法の改正ポイントや、住んでいる自治体での交通事故の状況などを学びました。
昨年2015(平成27)年度の交通事故発生数は53万件、死者数も4,000人を超えています。
(公益財団法人 交通事故総合分析センターのデータより)


帰宅後に講習で受け取った教本をパラパラとめくっていたところ、目次に「事故時の対応と応急救護処置」を発見。
読み始めると、交通事故そのものを起こさないことも大切ですが、交通事故による負傷者の救命率を高めることも同じくらい大切という記述があり、これって病児保育におけるリスクマネジメントと共通しているなと、思い当たりました。

実際に教本の内容を見ると、救急救命についてこんな記述があります。

・救急車が現場に到着するのに119番通報から平均8分以上かかるため、それまでに運転者が現場で行う応急救護処置が、負傷者の救命に重要な役割を担っている
・心肺蘇生を行うことにより、運転者が感染症ウイルスなどに感染する可能性がセロで花ありません
・死戦期呼吸を普段どおりの呼吸と間違えないようにします
などなど。

「運転者」を病児保育の「保育者」に置き換えればそのまま使えそうなくらい、詳しい内容でした。
一次救命処置の手順がチャートで記載されていたり、AEDを用いた除細動の手順もあり、この教本に記載の内容をマスターすれば「認定病児保育スペシャリスト」の救急救命で扱っている内容の相当分がカバーできます。乳幼児に特化した内容は別途学習する必要はありますが。

 

この教本「わかる 身につく 交通教本(平成28年4月)」(一般財団法人全日本交通安全協会)は、160円で一般向けに販売もしているそうです。

本当は保育者の方にはJaSCAの公式テキストを手にとっていただきたいところ。
ではありますが、運転免許の更新に伴い、交通教本をお持ちの方はたくさんいらっしゃると思うので、こんな身近なところでも救急救命は学べますよというご紹介でした。

JaSCAのサイトでもお伝えしているこちらの内容も、ぜひご覧くださいね。

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