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ベビー用品コーナーで買える、我が家の「まほうのお菓子」

2014.10.30

三30
こんにちは、JaSCA事務局のさえです。
明日はハロウィンですね。ハロウィンにかけて、今日は我が家の「まほうのお菓子」のおはなしです。

 

子どもが病気になったら、どんな食べもの・飲みものを用意しますか?

JaSCAの感染症記事でもよく「食事はのどごしがよいものを用意しましょう」とお知らせしています。
我が家の定番は・・・というと、しらすと卵入りの雑炊、うどん、プリン、ゼリー、桃の缶詰め、麦茶、イオン飲料などです。

のどごし、子どもの好みを考慮してのことですが、主食以外は多くが甘くて、虫歯の原因もなりうる食べもの・飲みもの。

認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座の公式テキストでも「ジュースを飲んだあとは虫歯予防のためにうがいをさせましょう」(P87)と記述がありますが、子どもがぐったりしている時、機嫌が悪い時はどうしても水分補給や安静を優先してしまい、うがいができない時も。
一時は娘が2週間に1回のペースで体調をくずしていたこともあり、母としては虫歯にならないかなぁと気がかりでした。

そんな病気の時にも、病気ではない時にも、もう1つ我が家の子どもたちが食べ続けてきたものがあります。
それが我が家での通称「まほうのお菓子」。

スタッフブログ_141030

 

我が家でだけしか通用しない「まほうのお菓子」とは?

「まほうのお菓子」、それはキシリトールが入った子ども用のタブレットです。
ベビー用品専門店やドラッグストアのベビー用品コーナーで買うことができます。
いちご味、ぶどう味などバリエーションもあり、どれもほんのり甘い味がするので、病気の時にかぎらず子どもが喜んで食べてくれました。

このタブレットが我が家で「まほうのお菓子」と呼ばれるようになったのは、当時3歳(くらい)だった息子とのエピソードからです。

息子:「どうしてごはんのあとに、このお菓子は食べていいの?」
私:「これはね。ごはんの後に食べても、むしバイキンが来ないお菓子なのよ。」
  (※注:むしバイキン=虫歯のこと。子どもを説得するために、誇張しています。)
息子:「へぇー、まほうみたいだね。」
私:「そうだね、まほうのお菓子だね。」
息子:「また、ごはんの後に食べようね。」
私:「うん、まいにち食べてもいいよ。でも歯みがきも忘れないようにしようね。」

子どもがまほうを信じている時期の期間限定なのかなと思っていたのですが、結局呼び方はそのまま定着しました。
とっさに思いついた受けこたえのわりに、私の中では記憶に残る、印象深いエピソードです。

 

娘に「もう、まほうのお菓子いらない!」と言われる日が来るまで

病気の時だけでなく、元気な時も食べ続けた「まほうのお菓子」。もう10年以上になりますが、子どもたちの歯はどうなっているかというと・・・、
息子、娘ともに5年間通った保育園時代、2人とも虫歯は0本でした。

小学校に入ってそれぞれ1本ずつ虫歯ができてしまいましたが、いずれも生え変わり直前の乳歯だったため、歯医者さんでも「自然に抜けるまで待って大丈夫」との診断。永久歯の虫歯もまだなく、今まで子どもの歯の治療は経験したことがありません。

小学校入学まで平日にジュースや甘いお菓子を食べる習慣がつかなかった影響も大きいとは思いますが、我が家は「まほうのお菓子」にも助けられたなぁと思っています。

このタブレット、注意点もあります。
対象年齢は1歳6ヶ月から(奥歯が生えたころ)と記載してありますので、守りましょう。
タブレットを咀嚼しながら食べることに意味があるためだと思います。
子どもがタブレットを食べ終わったかどうか、大人がきちんと確認する
保育園時代は食べ終わったかどうか、子どもに口を開けてもらって確認していました。
タブレットの形状も工夫されてはいますが、窒息の危険性があります。

(窒息といえば、この記事もぜひ!→http://sickchild-care.jp/activity/5545/
JaSCAの保育スキルアップ・オープンセミナーで窒息を取り扱った時のものです)

現在小学校3年生の娘は、今でも毎日「あっ!まほうのお菓子食べなきゃ!」といって食べています。(写真はタブレットを持った娘の手です)

息子(現在は中学生です)は、小学校高学年頃だったでしょうか、いつのまにか「まほうのお菓子」からは卒業してしまいました。
たぶんそう遠くない将来、娘に「もう、まほうのお菓子いらない!」と言われてしまう日が来ると思います。その日が来るまで、もうしばらく私はベビー用品コーナーでタブレットを買い続けます。子どもの成長にはいろいろな区切りがありますが、「まほうのお菓子」卒業は我が家だけの大きな一区切り。現実にその日が来たら、私一人がほろっとしてしまいそうです。

文責:さえ

 

 





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