【病児保育室体験記】
2014.11.24
【病児保育室体験記】
今月病児保育はお預かりの件数がすこし増えてきました。
相変わらず上気道炎の傾向は多く、全国的にはRSウイルスが増えてきた様子です。
昨日病児保育室で、久しぶりに保育に入りました。
前日夜9時の時点で、すでに病児保育予約が入っていることを確認し、
あれこれ対策を考えました。
が、明日お子さんに合ってみなければと思い早々に眠りにつきましたが、
あれこれ考えているうち幾度となく目が覚めてしまいました。
さて当日朝、保育室の準備、
ほこりがないかコロコロ掃除機を動かし、
室温の設定(26~27度くらい)空調機、加湿+空気清浄器を作動させ、
眠る事を想定し布団を整え、おもちゃを用意(一つずつ除菌シートで清拭)、
ここまでで、優に30分は 経過します。
もう間もなく到着する親子さんを想像し、
病児保育依頼書に目を通しました。ちょっと緊張の時。
お子さんの年齢、体重、症状、前々日からの様子、発熱の推移、食欲、機嫌、
等詳細を把握します。
さてドアを開けて入ってきた親子さんは?
挨拶をする私の声もワントーン上がります。
すでに何度か保育室を利用されていて、慣れている様子。
シートをもとに引継ぎ開始、
お子さんは1歳4か月、少し歩くことが上手になってきたところ、
あちこち珍しそうにお父さんと一緒に歩いて見回っています。
ホクナリンテープを小さな背中の肩甲骨左下に貼っています。
抱っこするとすこしゼイゼイしている様子、
鼻水も濃い緑色と乳白色が混ざっているよう、
垂れてくる透明な鼻水もあります。
顔色も少し白い感じ、つないだ手は心なしか冷たい、すこし体が温かいかなと思いました。
保育セットは完璧、シートの記入ももれなく、こちらの質問にも端的に返答してくださり、
引継ぎは10分かかりませんでした。
「泣かないでバイバイ出来そうかな?」
左手で私のエプロンをつかみ、右手はお母さんとお父さんへ伸びて、
くうをかいていましたが、あきらめてバイバイしました。
うーーんいじらしい!
さて1回目の検温、
37度6分、微妙な感じ。
交代の引継ぎの時までもう一度検温すると、緩やかに上がっていました。
(この日、私は朝の当番でした)
水分は欲しがらず、ホンの一口だけ。
この後を預かってくれる保育士さんと引継ぎ、
嫌がるので、しばらく抱っこして背中をとんとんしているうちお昼寝になりました。
そのタイミングで保育室を後にしました。
事務仕事に戻り考えたこと。
病気の子供に為すべきことができないまま、引継ぎをするのだが、
次に保育に入る人に状況を漏らさず伝え、思惑ではなく事実を伝える大切さを感じました。
「ゆっくり、はやく良くなあれー」これ私の考えたおまじないです。
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