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公園の遊具リニューアルに思う

2015.04.09

SB150409

子どもが外遊びするのに楽しいシーズンですね。
そんな時期にあわせたのか、近所の公園の遊具が4月1日から新しくリニューアルされました。
(リニューアルつながりでは、JaSCAのweb講座も3月25日にリニューアルしました!詳しくはこちらでご案内しています。)

 

遊具リニューアルの傾向は低年齢向け?

「新しくなったから公園に行ってみよう!」という娘(小4)に付き添って行ってみたところ、本人は「高さが低くなったね」と一言。
リニューアル前に比べて遊具全体の高さが低くなり、遊具に登る階段やすべり台の傾斜もゆるやかになっていました。

公園デビューしたばかり、そして病児保育を利用することが多い1~3歳くらいのお子さんが遊ぶのにはとても楽しそうな遊具です。入学前のお子さんならまだ大丈夫そうですが、小学生は楽しめるのかな?というのが親としての正直な印象です。

こちらの公園を含め、子育て経験10数年の中で3つの公園の遊具リニューアルを経験してきました。
リニューアルの傾向はどこも同じ。「たいこばし」「うんてい」(画像右下 ※出典:足利市ホームページより)などが姿を消し、「複合型のすべり台」(画像中央)が登場といったところでしょうか。一切の遊具が撤去され、『ボール遊び禁止』の大きな看板だけが目立つ公園もあります。

子どもが安全に遊べるように、事故防止のためにという理由は、リスクマネジメントの観点からみても理解できます。
でも同時に、リニューアル後の遊具をみていると、子ども自身が「危ないからやってはいけないこと」を学んだり、「ここは危ないかもしれない」と察知する機会が減ってしまうのでは?とも感じてしまうのです。
子どものころに遊びを通して危険を察知する機会を体感できなかったら、次はいつ訪れるのかしら?とか、体感しなかった子どもが親になったらその子どもに教えられるものなのかしら?とか。

 

公園で遊ぶ時に子どもと約束したいこと

公園の遊具について検索してみると、「公園遊具の正しい遊びかたをお知らせします」というページを足利市(栃木県)のホームページで見つけました。
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/kouen-asobikata.html

そうそう!これこれ!
公園で遊ぶ時の10の約束などは、ぜひ病児保育を利用する世帯の親御さんにもご覧いただきたい内容です。
(例えばですが、公園に限らず保育園の園庭にもあてはまります。我が家の通っていた園の園庭では、降園時に保育園バッグを肩から下げたお子さんが、そのまま「たいこばし」に登ろうとしてよく先生に注意されていました。保育園バッグのひもが柵と柵の間にひっかかってしまう可能性があるからです。注意されないと意外に気がつかないものです。フード付きのパーカーやトレーナーも同じ理由で危ないです。)
あらためて見てみると、そうだよねって思う内容も多いです。

 

今後の公園に望むこと

暗くなるまで外遊びをしていた私の子どもの頃に比べると、現在外遊びをしている子どもの姿は明らかに少ないです。習い事が忙しかったりなどの事情もあるのでしょう。母としては小学生のうちはゲームより元気に外遊びしてほしいのですが、気がつくと娘もゲームに夢中になっていることが多いです。
少し遠くはなりますが、娘の行動範囲の中には小学生も遊べる比較的大きな遊具がある公園、ターザンロープができる公園などもあるので、娘は今後そちらの公園に遊びにいくことになるのかもしれません。

せっかく外遊びが楽しいシーズン。公園ごとに遊具やスペースの特色を出すなどして、外遊びしたい(親が外遊びさせたい)全ての子どもにとって楽しい公園であってほしいと思うのです。

文責:さえ





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