5歳児からのおてがみ
2015.05.21
JaSCAスタッフは猫育て(?)中あるいは子育て中のため、日々猫や子どもたちについて「こんなことがあった」「あんなことがあった」と話をしながら、仕事をしています。
そんなある日、マイから渡しにくそうに「これ・・・」と封筒を受け取りました。
封筒には「さえさんへ」と宛名が。マイのお子さん、5歳児からのお手紙です。
お手紙には「ちかの100かいだてのいえ、たのしかったよ。うみの100だてのいえも、ほんやさんでがんばってさがしてね」の文字が。
「ちか100だてのいえ」は、2月にJaSCAのセミナーで絵本について取り上げた際、スタッフおすすめの絵本として私が自宅から持ってきた本。
もともとは我が家の娘が、保育園の先生に同じシリーズの「100かいだてのいえ」を読み聞かせしてもらって夢中になり、自宅用に購入した本でした。
自宅にあるのは1冊め(空高く100階だて)、2冊めの『ちか』(地下100階だて)の2冊。
昨年3冊めの『うみ』(海中の100階だて)が出ていたのは知っていたので、マイと「今度『うみ』を買おうかなと思っているんだ」というような会話をセミナー開催前後にしていました。
マイのおうちへ「100かいだて」と「ちか100かいだて」をレンタルした時、5歳児から「うみの100かいだてのいえの本は読めないの?」という話が、そういえば出ていたのでした・・・。
セミナーからこの時まで約3ヵ月が経過していました。
私は(おそらくマイも)すっかりそんな話は記憶の彼方へだったのですが、その間も5歳児は覚えていてくれたようです。
5歳児にとって、これだけのお手紙を書くのは大変だったはず。
それだけ「うみの100かいだてのいえ」を読みたいという気持ちが強かったということ。
「5歳児からのかわいいリクエストにはこたえなきゃ!」ということで、本屋さんでがんばって探し(笑)、早速「うみの100かいだてのいえ」を購入。
無事、5歳児のリクエストにこたえることができました。
あれれ!?だったのは、我が家の子どもたちのこと。
5歳児からリクエストがあるまで「うみの100かいだてのいえ」の本を購入しなかった理由は、本屋さんで実物を見た時に我が家の子どもたちの反応がイマイチだったから。
ところが、いざ買って家に持って帰れば小学校高学年になった娘もじっくり熱心に読んでいるではありませんか。
2月のセミナーでは「絵本はまず楽しむということを忘れてはいけない」ということを学びましたが、まさにそれが再現されたかのようでした。
絵本についてのJaSCAセミナー、くわしい様子はこちらでもご紹介しています。
開催報告(前半)⇒こちら (子どもの発達段階に応じた絵本の選び方、読み聞かせのポイント)
開催報告(後半)⇒こちら (絵本の対象年齢、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末と絵本)
文責:さえ
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