ある資格を取得するまでの合格体験記 後編
2015.03.09
前回の記事で、総合旅行業務取扱管理者の資格を勉強していて、
海外旅行実務の科目で壁にぶつかったことを書きました。
今回はどうやってここをクリアしたかをまとめてみたいと思います。
合格基準を見なおしてみる
苦戦していた海外旅行実務は大きく5つの分野に分かれており、200点満点中120点取る必要がありました。
出入国法令・国際航空運賃・海外旅行実務・観光地理・語学(英語)という構成になっていました。
よくよく考えると海外旅行実務の科目として120点取ればクリアなので、5つの分野には最低取得ラインのようなものはありませんでした。
極端な話、3つの分野で満点を取ればクリアであることを考えていなかったのです。
5つの中途半端な武器ではなく、3つの強力な武器さえあればいいと割り切れるようになりました。
3つの武器とは
1.出入国法令は、パスポートや税関でのルールなど、法令や約款と同じく学習時間に比例して得点は伸びるものだからこれは問題なし。
2.国際航空運賃は要は方程式の問題。基本となる方程式さえあればどんなシチュエーションの航空運賃も計算できる
3.海外旅行実務(分野として)は時差の計算は方程式だし、時刻表は直感で読み取れる
この3分野で120点満点とれるように勉強する。100点は取っておけば、残りの語学と地理でも4択のマークシートだから20点はまず取れる。
と割り切ることが出来ました。
そうすれば後はこの3分野を勉強するだけ。これまで語学と地理が足を引っ張って全くなかった自信が芽生えてきました。
そして試験当日は得意の3分野で105点、苦手な地理と語学で30点のスコアだったので135点となり、無事にクリア出来ました。
終わってみて思ったのは、苦手科目の苦手意識を引きずり続けていたら合格はなかったなということ。
発想の転換をして、得意科目だけで勝負できることに早く気づいていれば効率は良かったのかなと思いました。