思い出がよみがえる瞬間
2016.02.04
こんにちは。スタッフのうけです。
自分が小さい頃の記憶って、思い出そうとしても普段ほとんど思い出せないのですが、
意図せぬ瞬間にぶわっとよみがえることがあります。
この1年で、僕は2度、実家のある九州に帰省しました。
目的は祖父母の法要。
祖父母にとって初孫だった自分は、
それはそれは可愛がってもらったそうですが、
高校生くらいからでしょうか、大人に近づくにつれ、性格が合わない点が多く、
正直疎ましく思っていました。
ところが、祖父母の死に直面したとき、
まったく意図せず、思い出が走馬灯のように蘇ってきたのです。
よく一緒に県外の遊園地に行ったこと
野球が好きで、いつも前のめりになりながらテレビを見ていたこと
僕がおいしいと言った料理が毎回食卓に出てくること
僕を怖がらすために創りあげていた架空の妖怪の話
部活の応援によく来てくれていたこと
正直疎ましく思っていたのに、
ほとんど記憶の片隅に消えていたはずなのに、
溢れてくるのは、「楽しかった」「うれしかった」思い出ばかり。
涙が止まらないのに、口だけは微笑をうかべてしまう、
そんな不思議な感情でした。
僕はまた、人生の思いがけない瞬間に祖父母との記憶を思い出すのでしょう。
そして、自分に子どもが生まれたとき、
その子が大人になったとき、
思い出せるシーンをいっぱいつくってあげられる。
そんな子育てをしていきたいと思います。