これからどうなる!?関東の水不足。
2016.06.23
病児とは直接関係ないのですが、最近気になるニュースについて調べてみました。
ここ最近、関東の水不足がニュース等でさかんに取り上げられています。
僕自身もそうだったのですが、東京近辺にお住まいの方は「2~3日に1回は雨が降っているけどなんで水不足に?」と疑問にお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
僕も気になったので調べてみました。
●東京都の水源はどこ?
東京都水道局の情報によると、東京都の水源は約8割が利根川・荒川水系(のこりの2割は多摩川水系)とのこと。
水源の多くを利根川・荒川に頼っていることになります。
ということは、利根川・荒川の上流である群馬県・栃木県のダムの貯水率が気になります。
●水源のダム貯水率は?
ウェザーニュースの発表によると、6月19日(日)現在、利根川水系のダム貯水率は…わずか38.7%。これは平成4年以降で最も少ない貯水量だそうです。
●なぜ貯水率が低い?
なぜ、ここまで貯水率が低くなっているのか。
こちらもウェザーニュースによると、大きく2つの理由があるようです。
1.降水量が少ない
利根川水系のダムが多く存在する群馬の5月の降水量は、平年の40~60%程度だったそうです。
2.冬の降雪量が少ない
これは少し意外なデータでした。
直近の降水量が少なかったことに加え、冬の降雪量が少なかった(暖冬だった)ことも低い貯水率の原因になるのですね。
●今後はどうなる?
20日(月)、長崎を中心に九州が記録的大雨に見舞われました。
この雨雲が関東までやってくることが期待されましたが、蓋を開けてみると、下図の通り、ダムのある群馬・栃木県にはほとんど雨は降らなかったようです… (気象庁HP アメダスより)
予報によると、今後もどんよりとした梅雨空が続くものの、雨は少ない模様。
既に取水制限が始まっていることから、今後この傾向が続けば生活にも支障が出るかもしれません。
1日も早い貯水量回復が望まれます…。